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このテスラドライバーは、きっとランボが好きなのだろう。テスラドライバーがランボを欲しがる? このテスラ モデルSにウラカンのフロントが付くのは、他に説明がつかない。デンマークでコンバージョンが見られた!?

本当に二度見してしまう。ここにあるのは、「テスラ モデルS」に、「ランボルギーニ ウラカン」のフロントを装着したものだ。

デンマークからやってきた黒い「テスラ モデルS」の写真が、ソーシャルメディアプラットフォームの「reddit.comに」複数枚掲載された。リアから見ると、黄色いブレーキキャリパーを除けば、ごく普通の電気セダンに見えるが、テスラのフロントは決して標準的なものではない。

このテスラ モデルSの変わったフロントは、横顔からもはっきり見える。

フロントエプロンは「ランボルギーニ ウラカン」のもので、よく見るとランボルギーニのエンブレムの切り抜きも見える。しかし、これはほんの始まりに過ぎない。完璧な「ウラカン」の外観を実現するため、そしてバンパーを装着するため、標準の「モデルS」のヘッドライトはより小さく、より細いライトに交換されているのだ。

おそらくランボルギーニのオリジナル部品ではない

しかし、それらはどう考えてもランボルギーニのオリジナル部品ではなく、レプリカである。これは、イタリアのスーパースポーツカーメーカーのスペアパーツ価格が非常に高いことが主な原因だろう。車幅に関しては、「モデルS(1.96メートル)」と「ウラカン(少なくとも1.92メートル、いずれもミラーなし)」が予想以上に接近している。

性能面でも、似て非なる2台は互角に渡り合っている。ただし、それがどのバージョンのテスラであるかに大きく依存する。ドイツでは現在、「モデルS」は2基の電動モーターを搭載した「ロングレンジ」と、「トライモーター(3基のモーター)」を搭載し1020馬力(750kW)という圧倒的な出力を誇る絶対的なトップモデル「プレイド」のみが提供されている。そのトップモデルに対しては、標準的な「ランボルギーニ ウラカン」では太刀打ちできない。

どうやら、この黒い「モデルS」のオーナーは、ランボ欲しさに、好奇心をそそる改造をすることにしたようだ。

Text: Jan Götze
Photo: Reddit.com/u/gfoogzmo