記録的猛暑、そして各地での山火事や干ばつ、洪水、土砂災害などが相次ぎますます深刻化している「気候変動」。
この切実なテーマに向き合い、テレビ朝日の全報道情報番組や幅広いジャンルの番組が独自の角度からさまざまな企画や特集を届けてきた集中企画「未来をここからプロジェクト×SDGs」――。
9月18日から始まった同企画が本日9月24日(土)、最終日を迎えることに。
この一大企画のラストとなるのは、世界や日本の未来を変えるかもしれない“若きミライクリエイター”を紹介するスペシャル番組『発進!ミライクリエイター』の第5弾だ。
今回は、「気候変動に立ち向かう高校生スペシャル」。
スタジオにはMCのサンドウィッチマン(伊達みきお、富澤たけし)、現在SDGsについて勉強中で「気温が上昇していくのは見過ごせない」と問題意識を高めている長濱ねる、若者との気候変動に関する活動も多い国立環境研究所の江守正多氏(東京大学未来ビジョン研究センター教授)が集結。
日本の気候変動対策を主導する高校生ミライクリエイターたちと真摯に向き合い、さまざまな対話を積み重ねながら、日本と地球の新たな未来を模索していく。
◆深刻な問題に立ち向かう4校の高校生に肉薄
今回紹介するのは、地球温暖化の影響などによって生じている深刻な問題に全力で立ち向かっている4校の高校生たち。
急増した“ある生き物”によってミズバショウが食い荒らされ、美しい景色が一変してしまった尾瀬。この問題を解決すべく奮闘しているのが、群馬県立尾瀬高校の生徒たちだ。はたして、問題の生き物の正体とは?
今回は、伊達も「しっかりしてるなぁ」と感心した彼らの思いと共に、高校生たちが実際に取り組んでいる対策をフィーチャー。伊達が新たな対策アイデアを提案するなど、この番組ならではの広がりを見せる高校生との対話にも注目だ。
また、神奈川県立海洋科学高校の生徒たちが立ち向かうのは、日本全国で大問題となっている「磯焼け」。
海藻が激減し、海が砂漠化するこの現象は、彼らの地元・三浦半島沖でも切迫した問題となっている。そんななか、高校生たちが挑んでいるのが「“海の砂漠化”を解決する長さ3ミリの救世主(!?)」の生育と植栽。しかし、その道のりは険しく…。
一進一退を繰り返しながら海の復活を目指し続ける彼らの不屈のプロジェクトに迫る。
一方、日本の海にはまだまだ問題が山積み。東京湾の干潟で起きている「緑潮」に立ち向かっているのは、千葉県立津田沼高校の生徒たち。
地球温暖化などの影響で増殖したミナミアオサが原因で引き起こされる「緑潮」――この問題を解決するキッカケになれば…と彼らが取り組んでいるのは画期的な活動。厄介者扱いされているミナミアオサを再利用し、あるものを作っているのだ。
これには、スタジオメンバーの目も釘付けに! はたして、その再利用品とは?
さらに海辺では、海面上昇などが原因で起こる「砂浜の減少」も全国的な問題となっている。この問題に立ち向かうのは、静岡県・オイスカ浜松国際高校の生徒たち。
実は彼らの地元・浜松の中田島砂丘では、季節風で多くの砂が飛び去ってしまう「飛砂」という現象も相まって、砂がどんどん失われている。今回は、この現状を打破すべく高校生たちが着手している取り組みを紹介する。
日々地道に、先陣を切って「気候変動」が引き起こす諸問題に立ち向かっている高校生たち。
その姿を目の当たりにし伊達は「頼もしいね!」と感動。富澤も「大人が反省する番組になりました。教えられましたよ」と神妙な面持ちを浮かべることになる。