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 スバルは2022年11月24日、レヴォーグとWRX S4の一部改良モデルを発表した。今回の改良ではヘッドライトの自動消灯機能やスマートキーへのリレーアタック対策などが施され、一部グレードで若干の値上げが行われている。

本文/ベストカーWeb編集部、写真/スバル、ベストカーWeb編集部

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■盗難防止のリレーアタック対策など盛り込む

今回の一部改良で、レヴォーグの1.8Lグレードと2.4Lグレードの一部で5万5000円ずつ値上げが実施されている

 今回の改良では、レヴォーグ、WRX S4の両モデルともヘッドランプと室内灯消し忘れ時の自動消灯機能を追加。さらに、リレーアタック対策としてスマートキーへのスリープ機能、およびモーションセンサーを搭載した。また、ライティングスイッチの操作性を見直し、「車幅灯/尾灯&OFF」を1ポジションから、「車幅灯/尾灯」と「OFF」に分け、2ポジションに変更している。

 改良に伴い、一部グレードで若干の値上げとなっており、レヴォーグでは1.8LターボのSTI Sportが従来までの370万7000円から376万2000円に、2.4LターボのSTI Sport Rは438万9000円から444万4000円、STI Sport R EXは477万4000円から482万9000円への5万5000円の値上げが実施された。

 また、全車2.4LターボとなるWRX S4はGT-H系グレードの価格は据え置かれたものの、STI Sport Rは438万9000円から444万4000円に、STI Sport R EXは477万4000円から482万9000円へとレヴォーグと同じく5万5000円値上げされている。

■次回の大幅改良のタイミングで両車ともビッグマイチェンか!?

改良型WRX S4(アプライドB型)。今回の一部改良については内外装の変更などは特にアナウンスされていない

 現行型2代目レヴォーグは2020年10月にフルモデルチェンジを受け、1.8Lターボエンジンを搭載して登場。翌2021年10月には最初の一部改良を受け、同時にハイパフォーマンスグレードとして2.4Lターボ搭載のSTI Sport Rグレードを追加していた。今回2度目の一部改良を受け、アプライドC型に移行することになる。

 一方、現行2代目WRX S4は現行型レヴォーグより1年遅れて2021年11月に登場。こちらはレヴォーグと違い、パワートレーンは2.4Lターボのみの設定で、GT-HとSTI Sport Rの2グレード構成。

 この2グレードに各々ハンズフリーまでサポートする先進安全装備の「アイサイトX」と、コンソールに11.6インチセンターインフォメーションディスプレイが付くEXグレードが設定されるのはレヴォーグと同様だ。こちらは今回の改良でアプライドB型に進化。

 国内モデルでは数少なくなっているターボエンジン専用のステーションワゴン&セダンとして確固たる存在感を放っている両モデルだが、販売計画はレヴォーグが月間1550台、WRX S4が月間260台とアナウンスされている。

 なお、直近の販売データではレヴォーグの2022年10月の販売台数が1715台(対前年度比145.2%)、WRX S4が2022年9月に510台といずれも目標台数をクリアし、このコロナ禍と半導体不足による納期の遅れがあるにもかかわらず、堅調に推移していると言っていいだろう。

 レヴォーグは次回の2023年秋以降の大幅改良でアプライドD型になると見込まれ、WRX S4も同じタイミングとなるアプライドC型でのビッグマイチェンが行われる可能性もある。

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