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Image:Apple

アップルが2022年第4四半期(10~12月)に、「新型MacBook Pro」を発売するとのサプライチェーン情報が届けられている。どのモデルかは特定されていないが、数ヶ月前にM2チップ搭載の13インチモデルが登場した直後でもあり、次期14インチおよび16インチMacBook Proを指している可能性が高いと思われる。

今回の情報は、台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesが伝えているものだ。先日も次期14/16インチMacBook Proが第4四半期に「量産が始まる」とのアナリスト予想があったが、こちらは発売時期に踏み込んだ格好だ。

8月初めに、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurmanは「M2 Pro」と「M2 Max」チップを搭載したMacBook Proが「開発とテストが進んでいる」と報じていた。14インチと16インチともに、同じデザインかつ外部ポートを引き継ぎつつ、新型プロセッサーに載せ替えるだけとの見通しだ。

ただしGurman氏は、「グラフィックスに大きな注目が集まるだろう」とも付け加えていた。つまり筐体は前モデルのままということで、もっぱらチップ性能(特にGPU)の強化に焦点が絞られている。

では、「M2 Pro」と「M2 Max」はどのようなチップになるのか。当初はTSMCの3nmプロセスで製造されるとの予想もあったが、有名アナリストMing-Chi Kuo氏はTSMCが「3nmチップが収益に貢献するのは2023年後半」とのガイダンスを示したことから、これらは5nmプロセス(の改良版)に留まるかもしれないと予想している。

またアップルは9月のiPhone 14発表イベントに続き、10月には新型iPadとMac発表イベントを開催することが有力視されている。その場で、14インチおよび16インチMacBook Proの新モデルが登場すると考えるのは妥当なところだろう。

M1チップとM2チップは、数値の上では同じ5nmプロセスだが、第2世代のM2は設計や製造技術がこなれたことでGPUコアを増やしたりクロック数を上げることが可能となっており、性能は着実に向上している。そのM2をベースにした「M2 Pro」は8つの高性能コア+4つの高効率コア=合計12コアCPUと予想されており、最大10コアのM1 Proから相当な進歩が期待できるはずだ。