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クルマの「走る」「曲がる」「止まる」を司るブレーキ。今回はブレーキやオイルなどすべてを自社開発する国産屈指のブレーキメーカー「エンドレス」のアイテムを紹介しよう。

【写真8枚】国産屈指のブレーキメーカー、エンドレス「MX72」の詳細を写真で見る

純正ブレーキパッドからセミメタルパッドに交換

ブレーキはクルマにとって安全を担保する重要なパーツであるとともに、常に万全な状態を保っておきたい消耗品だ。だが、ブレーキの状態は日常的なチェックだけでは見落としがち……。

筆者のBMW1シリーズも、ディーラーでの車検時にフロントのパッド残量が4mmなので早めに交換した方が良いと言われた。

F20型1シリーズの純正ブレーキパッドには、NAOパッドと呼ばれているUS仕様の低ダストブレーキパッドが標準装着されていた。なお、EU仕様は従来のダスト発生が多いもの。このUS仕様はダスト量がかなり低減されているが、ブレーキの利き始めが曖昧で踏み込んだときのカッチリ感が少ないのが悩みだった。

そこで、今回はブレーキ総合メーカー「エンドレス」に、愛車を持ち込んでブレーキについて相談してみた。

エンドレスは街乗りからサーキットまで幅広いステージに対応する商品を用意。「MX72」の走行フィールドはストリート~サーキットで、ローター適正温度域は50~700℃。

オススメされたブレーキパッドは、国産車から輸入車まで幅広い車種に適合する「MX72」の前後セット。このMX72はストリートユースからサーキット走行まで対応したブレーキパッドで、材質はセラミックカーボンメタルながらダストや鳴きを極力抑えて、低温での制動力をアップさせているという。また、高温時の制動安定性を向上させるとともに、ローターの攻撃性低減を実現。さらにはセラミックカーボンメタル材の長所であるブレーキタッチの良さに磨きをかけているという。合わせて、交換作業時にはパッドと同時に歪みが発生していたフロントブレーキディスクも交換を行なった。

走行距離4万5000kmを走行した純正パッドは残り4mmで、フロントブレーキディスクの摩耗は少ないが歪みが発生していたので交換。今回は長野県南佐久郡にあるエンドレス130コレクションに訪問して作業を行なった。

交換後に約1000kmほど走行をしたが、ブレーキのカッチリ感が増して、微妙なペダルタッチから強めのブレーキングに至るまで、コントロールがしやすく高いパフォーマンスを発揮。また、気になるブレーキダスト量は純正より若干多いが、水で流せば簡単に落ちるレベルであった。

エンドレス130コレクション公式サイト

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