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 2022年11月21日~26日の日程で、タイ~カンボジアで開催されている「アジアクロスカントリーラリー(英名/Asia Cross Country Rally、総称/アジアンラリー/AXCR)」にて「チーム三菱ラリーアート」がLEG3終了時点で首位を走っている。残すところあと2日、チーム三菱はこのまま優勝できるのか? 本稿ではアジアクロスカントリーラリーと三菱チームを紹介する。

文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車

【画像ギャラリー】三菱トライトン(ラリー仕様)が飛ぶ! 泥をかき分け道なき道を突き進む!! こういう三菱車が見たかった!!(11枚)画像ギャラリー

■20年ぶりに「強い三菱」が帰ってき……た…??

 アジアクロスカントリーラリー(英名/Asia Cross Country Rally、総称/アジアンラリー/AXCR)とは、アジア各国を基点とした山岳部やジャングル、海岸、プランテーション、サーキットなど、「アジアらしい」地域、路面状況、自然、気候の中で競われるクロスカントリーラリー。1996年から開催されており、2020年(第25回)と2021年(第26回)はコロナ禍で中止となったことから、今年(2022年/第27回)3年ぶりにタイ~カンボジアで実施されている。

アジア各国の「アジアらしい道」を走る国際ラリー。今回で27回目となるアジアクロスカントリーラリーで、チーム三菱ラリーアートが残り1日の時点で首位を走っている!!

 かつてパリ~ダカールラリーで頂点を極めた(そして国際自動車競技の第一線から退いていた)三菱自動車が、久々に国際ラリーの表舞台に復帰し、現時点(LEG3終了時点)でトップを走っている。

 参戦車両はタイ仕様の『トライトン』(T1仕様=改造クロスカントリー車両)の3台体制(これがむちゃくちゃカッコいい)。出場台数は、二輪部門21台、サイドカー部門2台、四輪部門32台、トラック部門1台の計56台。急勾配あり、泥道あり、渡河(!??)ありの難コースを、トライトンが駆け抜ける。

アジアクロスカントリーラリー公式ページよりコース図引用。LEG3/SS4終了時点で三菱チームのチャヤポン・ヨーター選手(105号車)は首位。LEG4、LEG5を残して総合2位の102号車トヨタ・ハイラックスRevoとは7分46秒差、総合3位の116号車トヨタ・フォーチュナーとは9分54秒差

「チーム三菱ラリーアート」の総監督を務めるのは、かつて「パリ・ダカ」で日本人初の(そして唯一の)総合優勝二連覇を成し遂げた増岡浩氏。

「総監督としてチームを勝利に導くために、これまでラリーで培ってきたノウハウを活かし、チーム体制を整えながら、ラリーカーを仕上げてきました。『トライトン』は走る度にレベルアップを果たし、速く・強く・壊れないクルマに仕上がっています。チームを支えるサービス体制もしっかり作り込み、ドライバーが持てる力を100%発揮できるようメンタル面のサポートも行っています。チーム全体がタフな挑戦に向けて準備万端です」

子供の頃、テレビで見た「むちゃくちゃな悪路をものともせず走り抜ける三菱車」が帰ってきた!! こういうの!! こういいうのが見たかったんですよ三菱!! ついでにパジェロも復活してくれ!!!!

 1990年代後半~2000年代前半に、国際ラリーの舞台で大暴れした三菱が、20年ぶりに帰ってくる…予感がする!! 競技はあと2日。ここまできたらぜひ優勝してもらって、華々しい復活劇を見せてほしい!! がんばれ三菱!!

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