11月25日、TOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツ活動について発表したこととタイミングを同じくして、ダイハツ工業は2022年に約14年ぶり再開したモータースポーツ活動を2023年もSPKとともに継続し、モータースポーツを基点とした“もっといいクルマづくり”および、モータースポーツの裾野を広げる活動を通じたファンづくりに取り組んでいくと発表した。
ダイハツはグループスローガン『Light you up』のもと「お客様に寄り添い、暮らしを豊かにすること」を目指し、『モノづくり』と『コトづくり』の両輪でさまざまな取り組みを行っているが、そのひとつとして2022年、約14年ぶりにモータースポーツ活動を再開した。
『モノづくり』としては、SPKの『D-SPORT Racing Team』の活動支援を通じ、モータースポーツ競技における高負荷環境での使用、短期スパンでの改善活動などで、車両全体を見ることができる人材育成と、培った技術を量産車両にフィードバックすることで、もっといいクルマづくりにつなげていく。
2023年は今季も参戦したTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジに全戦参戦を予定しているという。またこれに加えて、全日本ラリー選手権やWRC世界ラリー選手権への参戦、ダイハツ・コペン以外の車両での参戦なども検討していくとしている。
また『コトづくり』として、モータースポーツを楽しむユーザーの裾野を広げることを目指し、ダイハツ車ユーザーであれば誰でも気軽にモータースポーツを楽しめる場として“D-SPORT&DAIHATSU Challenge Cup 2022”をSPKとともに8月に実施したが、これを年4回開催することに加え、新たに軽自動車をはじめとしたエントリーカークラスでも気軽にモータースポーツを楽しめるイベントの開催をSPKとともに検討していく。
さらに、ダイハツ車ユーザーを中心に世代や地域を越えて「誰でも気軽にモータースポーツを楽しめるように」との思いのもと、グランツーリスモSPORTを使ったオンラインレースイベント『D-SPORT & DAIHATSU e-Motorsports Cup 2022』を12月17日に開催する。詳細はホームページ(https://dsport-daihatsucup.com/news/3207/)へ。