もっと詳しく

 11月26〜27日に三重県の鈴鹿サーキットで開催されるENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第7戦『SUZUKA S耐』に向け、11月25日には専有走行が行われたが、走行後シリーズに参戦するROOKIE Racing、さらにチームに関係するドライバーたちが、相次いで意味深なツイートをTwitter上に投稿した。

 スーパー耐久にはORC ROOKIE Racingとして水素エンジンを積むORC ROOKIE Corolla H2 concept、さらにカーボンニュートラルフューエルを使い、次世代車両の開発を行っているORC ROOKIE GR86 CNF Conceptという2台を投入しているROOKIE Racing。『MORIZO』のドライバーネームで参戦しているトヨタ自動車の豊田章男社長がオーナーを務めるチームだ。

 そんなチームの公式Twitter(@ROOKIE_Racing_)が11月25日の専有走行後、『#ROOKIERacing』『#NewCar』『#RRST14』『#ComingSoon』というハッシュタグをつけ、イラストと推測される画像を投稿した。画像にはROOKIE Racingのイメージカラーであるイエローとブルーのタータンチェックのカラーリング、ハンコックのロゴがあることから、スーパー耐久の車両であると推測される。『#RRST14』のハッシュタグは不明(勝手な推測だがROOKIE Racing/スーパー耐久/14号車?)だが、その他のタグから見ると、ROOKIE Racingの新しい車両が近日発表される……ということも分かる。

 その後、監督を務める片岡龍也、佐々木雅弘、石浦宏明、大嶋和也、さらに2021年オフにROOKIE Racingからスーパーフォーミュラのテストに参加した経験をもつ平良響が、同じハッシュタグで同様のイラストを投稿した。ただどれも車両のさまざまな部分であることは分かるものの、画像は異なっている。佐々木が投稿したイラストには『集団』の字が見えるが、これはアジアでモータースポーツを発展させたい想いをもつパートナー企業として今季からチームが仲間に迎えた、中国の中升集団控股有限公司のものと推測される。

 ただ、これらの投稿された画像から得られるヒントを組み合わせると、世界中で活躍するひとつのレーシングカーがおぼろげながら浮かび上がってくるものの、これはトヨタ車ではないようにも強く感じられる。豊田章男チームオーナーは以前、記者会見の場でROOKIE Racingはあくまでプライベートチームであり、トヨタ車以外を使っても良いという考え方を示していたこともあるが、もしくは未だ世に出ていない車両なのだろうか……?

 11月25日にはTOYOTA GAZOO Racingが体制発表を行っており、ROOKIE RacingとしてスーパーGTとスーパーフォーミュラの体制は明らかにされている。残すスーパー耐久の体制でどんな『#NewCar』が登場するのか、非常に楽しみなところだ。

2022スーパー耐久第7戦鈴鹿 モリゾウ駆るORC ROOKIE Corolla H2 concept
2022スーパー耐久第7戦鈴鹿 モリゾウ駆るORC ROOKIE Corolla H2 concept