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2022年10月から“season21”が始動するドラマ相棒

“5代目相棒”として新シーズンから登場するのは、“初代相棒”でもある亀山薫(寺脇康文)。

season7で卒業して以来、久しぶりに杉下右京(水谷豊)とタッグを組む。

そんな『相棒』シリーズは、動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」「テレ朝動画」にて、過去全シーズンとスペシャルドラマに加え、劇場版、スピンオフも配信中だ。

そこで、コンビ復活にあわせて同シリーズの過去回から、杉下右京と亀山薫が活躍するオススメのエピソードをピックアップ。

今回は、亀山薫がはじめて杉下右京と出会った『相棒 pre season 相棒~警視庁ふたりだけの特命係』(2000年6月3日放送)を紹介する。

◆杉下右京、初対面の亀山薫に「無様でしたよ」とバッサリ

22年間にわたって愛され続けてきた国民的長寿ドラマ『相棒』。

その出発点となったのは、当時単発の2時間ドラマとして放送された『相棒 pre season 相棒~警視庁ふたりだけの特命係』だ。

物語は緊迫したムードからスタート。籠城事件が発生し、拳銃を持った犯人が人質をとって立てこもっているという。

人質となった人物は、なんと捜査一課の刑事・亀山薫だった。犯人に拳銃を突きつけられた亀山は、のっけから大ピンチを迎える。

大勢の警察官が包囲するも、拳銃を持った犯人に手出しができず、こう着状態に。そうしたなか、電話越しに連絡を入れた特命係の杉下右京が一計を案じ、亀山は無事に解放されることになった。

しかしこの失態が原因で、亀山は捜査一課から“人材の墓場”と呼ばれる特命係へ。

はじめて杉下と対面した亀山は、元気良く挨拶し、助けてもらったお礼をする。

これに対して杉下は、亀山を助けたのではなく、狙撃班から犯人の命を救うために電話をしたと明かし、「テレビに映った君の姿は無様でしたよ」と厳しく言い放つ。

帰宅した亀山は「偉そうに言いやがってよ!」「インテリはどうも肌に合わねえ」と納得がいかない様子。

一方の杉下も、亀山について「人柄は良さそうですが、すぐに頭に血が上るタイプみたいですね」とポツリ。続けて「しかし一方で、あの能天気さは評価できます」と冷めた表情で分析する。

その後、泥酔した亀山がアパートの一室で目を覚ますと、警察官の刺殺体を発見し…。

振り返ると、意外にも波乱に満ちた出会いをしていた杉下と亀山。

しかし、正反対の性格が奏功したのか、そこから長きにわたって亀山は“初代相棒”を務め、名コンビぶりをみせることになる。

“5代目相棒”として帰ってくる亀山は、杉下とどのような再会を果たすのか?