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11月1日(火)放送の科捜研の女 2022第3話には、福士誠治がゲスト出演。

優秀な科学者を売買する闇の人材ブローカーという不気味な男を不敵に演じる。

彼の標的データには、科捜研やFBIでキャリアを積んだ榊マリコ(沢口靖子)の名も、もちろんリストアップされていて!?

◆完全密室でアレルギー殺人!?「真実を暴いて実力を見せろ」を翻弄

第3話では、大学の理工学部の学部長・兼平政則(山崎銀之丞)が遺体となって見つかる事件が発生。

彼にはラテックス(天然ゴム)アレルギーがあり、アナフィラキシーショックを起こして絶命したことが判明するが、室内にラテックス製品は皆無。現場が密室だったこともわかり、いったい誰がいつ、どうやって被害者にラテックスを触れさせたのか、マリコたちは首を傾げる。

捜査の過程で浮上したのは、10年前まで兼平の研究室に在籍していた奥居秀俊(福士誠治)。

彼は現在、日本の科学者を海外の研究施設に斡旋して多額の報酬を得る“科学者専門の人材ブローカー”として暗躍している男だ。

マリコの経歴もすでに調べ上げているらしく「あなたになら最高の転職先をご紹介できます」と慇懃無礼に挨拶してきたばかりか、「これまで手掛けた科学者の研究がすべて頭に入っています」と言い放ち、密室トリックの手口をマリコに示唆。「評判どおり優秀な科学者だということを、私に実証してみせてください」とマリコに挑戦状をたたきつける。

奥居の脳内にある、国内最高の科学データベースがあれば、このトリックも可能なのか? マリコをかつてないほど翻弄していく。

◆福士誠治、確かな演技力で“得体の知れない不気味さ”を醸し出す

福士は本作で、人を食った様な不敵な態度で疑惑の男を怪演。

余裕たっぷりの、艶やかな笑みで、奥居という男の得体の知れなさを巧みに表現している。

その腹の底で何を考えているのか。数々の作品で幅広い役柄に挑んできた福士が、その確かな演技力で役柄に大いなる深みを与えている。

また、捜査線上に見え隠れする、もうひとりの人物、若き准教授・三浦葵役を演じるのが鳴海唯。

被害者の愛人ともウワサされる、ワクチン研究のホープを熱演する。

自信家で怖いもの知らずな葵になりきった鳴海は、沢口靖子や土門薫役・内藤剛志ら大ベテラン相手に反論するシーンにも果敢に挑戦。堂々と役柄を演じ切っている。