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実証を追求しつつ物語を紡ぐ歴史家 ◆『合戦で読む戦国史』伊東潤・著(幻冬舎新書/税込み1100円) 明治前期の日本史学会において、日本史学のみならず天下の碩学(せきがく)として知られた重野安繹(やすつぐ)と川田剛(たけし)とのあいだに、歴史認識の方法に関する大議論が起きた。重野は実証を徹…