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Ankerは、2048Whの容量で2000Wの出力に対応するポータブル電源「Anker 767 Portable Power Station(GaNPrime PowerHouse 2048Wh)」を12月2日に発売する。価格は299,900円(税込)。

世界初(※2022年7月 Anker調べ)となる、GaN(窒化ガリウム)を採用するポータブル電源。特徴は大きく3つあり、1つめは長く使えるということ。GaNの特徴であるエネルギー変換効率の高さを活用することで、電力ロスを最小化できるという。ポータブル電源は、直流で貯めて使うときに交流に変換するが、一般的な変換効率は88-91%のところ、本製品では最大96%を実現している。

2つ目の特長は長寿命であること。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用することで、3,000回のサイクル(0%→100%→0%が1サイクル)が行える。製品によって寿命は様々だが、一般的には300回から3000回がサイクルの寿命だという。さらに本製品では、GaNによってロスが減ったことで使える時間が長くなり、結果的に劣化スピードの抑制にも貢献しているとのことだ。

最後は安全性で、これは効率の高いGaN素材だからこそ実現できる点だとアピールしている。GaNは効率の良さから発熱を抑えることができ、これが本体や部品へのダメージ軽減に繋がっているという。放熱のためのファンも搭載していないため動作も静かとのことだ。

容量は上述の通り2048Whで、出力は最大2000W。ドライヤーなどの出力の高い家電を使いながらであっても、別の機器への同時充電が行える。出力ポート数は13で、6基のAC出力、2基のシガーソケット、3基のUSB-C出力、2基のUSB-A出力を搭載する。USB-Cポートの出力は合計300W/各100W。

外形寸法は約52.5×39.5×25cmで、質量は約30.5kg。伸縮可能な取っ手と高耐久のキャスターを搭載することで、女性一人でも運べるほか、災害といった悪路でも簡単に運べるとしている。

さらに別売で、バッテリー容量を拡張する「Anker 760 Portable Power Station Expansion Battery(2048Wh)」も同時に展開する。こちらは12月中旬の発売を予定し、価格は189,900円(税込)。バッテリー容量は2048Whで、上述のポータブル電源と組み合わせることで、4096Whのバッテリー容量として利用が可能。

また、最大200W出力に対応したソーラーパネル「Anker 531 Solar Panel」も12月2日に69,990円(税込)での発売を予定している。最大5台の並列接続により最大960Wの出力が行えるほか、IP67の防塵防水で屋外でも利用できる。外形寸法は約60.2×57×6cm(展開時)で、折りたたみ時は約213×60.2×2cm。質量は約9.2kgとなる。