もっと詳しく

 9月27日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているLCRホンダは、中上貴晶が9月30日~10月2日に開催される第17戦タイGPを欠場することと、長島哲太が代役としてホンダRC213Vを走らせることを発表した。

 中上は、第15戦アラゴンGPの決勝で転倒を喫した際に、右手を負傷。その後、右手薬指と小指の腱の手術を受けて連戦の日本GPに向かった。

 日本GP前にはメディカルチェックを通過して出場することに決定。特に小指は骨が見えるほどだといい、週末は指の状態が悪化してまで戦い抜いたが、小指の腱が断裂していると診断されて、タイGPからは休養することになる。

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第16戦日本GP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第16戦日本GP

 中上はさらなる手術を30日に受けるため、タイGPではHRCのテストライダーを務めている長島が、日本GPに続いて2戦連続で出場することになった。

 長島はMoto2に参戦していた際にチャン・インターナショナル・サーキットを経験しているが、MotoGPマシンではテストでも走ったことがないため初めての走行となる。

長島哲太(HRCチーム)/2022MotoGP第16戦日本GP
長島哲太(HRCチーム)/2022MotoGP第16戦日本GP

■長島哲太
「まず、タカの無事を祈り、一日も早く復帰できることを願っています。彼の代わりにLCRホンダ・イデミツのためにベストを尽くし、レースを楽しめるように頑張ります」

「今週末のイベントも楽しみです。日本GPは本当に楽しかったし、かなり多くのことを学びました。だから今週末も、MotoGPマシンではまだ多くのことを学ばなければならないので、同じことを続けたいと思います」