2023年発売のIntel Raptor Lake-Sの価格判明。Core i5-13400Fは4万円近く

 

Intelでは2023年1月のCES2023に6 GHzの動作クロックを実現した最上位モデルCore i9-13900KSの他に、Core i5-13400などエントリーからミドルレンジモデルなど幅広くリリースしますが、今回これらモデルの販売価格情報が出現しました。

残りのRaptor Lake-Sの価格判明。Core i9-13900KSは12万円、Core i5-13400は4万円に迫る

Intelでは2022年10月に発売した第13世代CPU、Raptor Lake-Sではオーバークロックが可能なKバリアントのみ発売され、モデルもCore i9-13900K/KF、Core i7-13700K/KF、Core i5-13600K/KFの合計6モデルのみの発売となっていますが、2023年1月に更に性能を向上させた最上位モデル、Core i9-13900KSの他に、エントリーからミドルレンジモデルの発売が予定されています。

今回、これらの新モデルについてカナダでPCパーツ販売を行うPC-Canadaに価格情報が掲載されました。

価格は最上位モデルとなるCore i9-13900KSでは日本円換算ではCore i9-13900Kより1万円ほど高い、116,000円ぐらいになると見られており、Ryzen 9 7950Xに近い価格になると見られています。

Core i9-13900やCore i7-13700などオーバークロックが出来ないモデルに関しては、Kバリアントより8,000円ほど安くなる見込みのようです。

ミドルレンジモデルとなるCore i5-13500以下はCPUアーキテクチャーがAlder Lake-Sをベースとしていますが、価格はCore i5-13500が日本円換算で41,280円とAlder Lake-S世代のCore i5-12500の3万円台からは値上げされています。

また、ミドルレンジモデルとして期待が高いCore i5-13400については39,200円、Core i5-13400Fが34,880円と現行のCore i5-12400系に比べると1万円近く値上がりする可能性がありそうです。

エントリーモデルのCore i3-13100についてもCore i3-12100が19,980円、Fバリアントが15,000円台で売られている事から5000円程度の値上げが予測されます。

PC-Canadaに掲載されている価格はあくまで参考で、日本円換算も参考ですが少なくとも日本で発売される分に関しては円安の影響が織り込まれるため、第12世代CPUであるAlder Lake-Sに比べると価格は高騰する可能性が高そうです。

 

2023年に発売されるIntel製CPUはエントリーからハイエンドモデルまで存在はしていますが、最も期待されているのがCore i5-13400などミドルレンジモデルになります。このレンジのモデルはAlder Lake-S世代においてもコストパフォーマンスが非常に高く、ゲーミングPCを作るならこのCPUがオススメと言えましたが、Raptor Lake-S世代においてもこの傾向は変わら無さそうです。

特に、Core i5-13400は実質的にCore i5-12600Kをリネームしたモデルとも言えるぐらい構成が同じですが、性能的にはRyzen 5 7600Xと同等かそれ以上で価格も4万円かつ安価なIntelのマザーボードと組み合わせることが可能であるため、人気の高さは維持できると考えられます。このCore i5-13400の競争力の高さを見て、AMDもコストパフォーマンスの高いCPUとマザーボードを早く出して欲しい所ですね。。。

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