Intelの第13世代Raptor Lake CPUの正式発表まであと数時間となりましたが、NeweggからCore i9-13900K、Core i7-13700K、&Core i5-13600Kチップの価格がリークされました。
Intel第13世代Raptor Lake CPU Neweggの価格。Core i9-13900K(F)が630ドル、Core i7-13700K(F)が430ドル、Core i5-13600K(F)が309ドル
これまでNeweggは、Intel製CPUの価格を常に希望小売価格で表示してきたことを考えると、これが米国での最終的な小売価格と見て間違いないだろう。
予想通り、IntelはまずRaptor Lake-Sファミリーの一部として3つのチップを発表し、これらのチップはすべてオーバークロックが可能になることを意味するアンロック “K “デザインを採用する。価格は以下の通りです。
- インテル Core i9-13900K – 659.99米ドル (Core i9-12900K – 589.00米ドル 希望小売価格)
- インテル Core i7-13700K – 449.99 USドル (Core i7-12700K – 409.00 USドル 希望小売価格)
- インテル Core i5-13600K – 329.99 USドル (Core i5-12600K – 289.00 USドル 希望小売価格)
- インテル Core i9-13900KF – 629.99 USドル(Core i9-12900KF – 564.00 USドル、希望小売価格)
- インテル Core i7-13700KF – 429.99 USドル (Core i7-12700KF – 384.00 USドル 希望小売価格)
- インテル Core i5-13600KF – 309.99 USドル(Core i5-12600KF – 264.00 USドル、希望小売価格)
第12世代Alder Lake CPUの価格と比較すると、Core i9-13900K & Core i9-13900KFはそれぞれ11% & 12%高値となっている。
Core i7-13700K & Core i7-13700KFはそれぞれ10% & 11%高く、Core i5-13600K & Core i5-13600KFはそれぞれ13% & 17%高くなっています。
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インテル13th GenとAMD Ryzen 7000の価格比較:
Intel CPU | 希望小売価格 | 違い (AMD vs Intel) |
希望小売価格 | AMD CPU |
Intel Core i9 -13900K |
$659 | AMDが6% 高い |
$699 | AMD Ryzen 9 7950X |
Intel Core i9 -13900KF |
$629 | AMDが11% 高い |
$699 | AMD Ryzen 9 7950X |
Intel Core i7 -13700K |
$449 | Intelが22% 高い |
$549 | AMD Ryzen 9 7900X |
Intel Core i7 -13700KF |
$429 | Intelが8% 高い |
$399 | AMD Ryzen 7 7700X |
Intel Core i5 -13600K |
$329 | Intelが10% 高い |
$299 | AMD Ryzen 5 7600X |
Intel Core i5 -13600KF |
$309 | Intelが3% 高い |
$299 | AMD Ryzen 5 7600X |
インテル Core i9-13900K 24コア Raptor Lake CPUのスペック
インテル Core i9-13900Kは、Raptor LakeのフラッグシップCPUで、24コア32スレッド、8P-Coreと16E-Coreの構成となっています。
CPUの構成は、ベースクロック3.0GHz、シングルコアブーストクロック5.8GHz(1-2)コア、オールコアブーストクロック5.5GHz(P-Core8個全て)です。
CPUは68MBの複合キャッシュを搭載し、PL1定格は125Wで最大253Wまで対応する。
また、今回詳しく紹介した「無制限電力モード」使用時には、最大350Wの電力を消費することができるCPUだ。
- Core i9-13900K 8+16(24/32) – 3.0 / 5.8 GHz – 66 MBキャッシュ、125W(PL1)/ 253W(PL2)
- Core i9-12900K 8+8 (16/24) – 3.2 / 5.2 GHz – 30 MBキャッシュ、125W (PL1) / 241W (PL2)
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インテル Core i7-13700K 16コア Raptor Lake CPUのスペック
インテル Core i7-13700K CPUは、Raptor Lake CPUのラインアップの中で最速の第13世代Core i7チップとなります。
このチップは、合計16コア、24スレッドを搭載しています。Raptor Coveアーキテクチャに基づく8個のPコアと、Grace Montコアアーキテクチャに基づく8個のEコアにより、この構成を実現しています。
CPUには30MBのL3キャッシュと24MBのL2キャッシュが搭載され、合計で54MBのキャッシュが搭載されている。
動作クロックはベースが3.4GHz、ブーストクロックが5.40GHz。オールコアのブーストクロックはPコアが5.3GHz、Eコアはベースクロック3.4GHz、ブーストクロック4.3GHzとなっている。
- Core i7-13700K 8+8(16/24) – 3.4 / 5.3 GHz – 54 MBキャッシュ、125W(PL1)/ 253W(PL2)
- Core i7-12700K 8+4 (12/20) – 3.6 / 5.0 GHz、25 MBキャッシュ、125W(PL1)/ 190W(PL2)
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インテル Core i5-13600K 14コア Raptor Lake CPU仕様
Intel Core i5-13600Kは、Raptor Coveをベースにした6つのP-Coreと、現行のGracemontコアをベースにした8つのE-Coreを含む合計14コアを搭載しているのが特徴です。
これはIntel Core i5-12600Kと同じP-Core数ですが、E-Core数は2倍になっています。
つまり、Alder LakeのCore i5-12600Kに対して、コア数は40%、スレッド数は25%アップしていることになる。
CPUには、24MBのL3キャッシュと20MBのL2キャッシュが搭載され、合わせて44MBのキャッシュを搭載する。
クロックはベース3.5GHz、ブースト5.2GHz、オールコアブースト5.1GHzで、Eコアはベース3.5GHz、ブースト3.9GHzで動作する。
- Core i5-13600K 6+8 (14/20) – 3.5 / 5.1 GHz – 44 MBキャッシュ、125W (PL1) /181W (PL2)
- Core i5-12600K 6+4(10/16) – 3.6 / 4.9 GHz – 20 MBキャッシュ、125W(PL1)/ 150W(PL2)
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Intel 13th Gen Raptor Lake-S Desktop CPU ファミリー:
CPU名 | シリコン リビジョン / QDF |
Pコア数 | Eコア数 | 合計コア数 /スレッド数 |
Pコアベース / ブースト (最大) |
Pコア ブースト (全コア) |
Eコア ブースト (最大) |
キャッシュ (L2 + L3合計) |
TDP | 希望小売価格 |
Intel Core i9 -13900K |
B0 / Q1E1 | 8 | 16 | 24 / 32 | 3.0 / 5.8 GHz | 5.5 GHz (全コア) |
4.3 GHz | 68 MB | 125W (PL1) 250W (PL2)? |
$589.9 US |
Intel Core i9 -13900KF |
B0 / Q1EX | 8 | 16 | 24 / 32 | 3.0 / 5.8 GHz | 5.5 GHz (全コア) |
4.3 GHz | 68 MB | 125W (PL1) 250W (PL2)? |
$564.99 US |
Intel Core i9 -13900 |
B0 / Q1EJ | 8 | 16 | 24 / 32 | 2.0 / 5.6 GHz | 5.3 GHz (全コア) |
4.2 GHz | 68 MB | 65W (PL1) ~200W (PL2) |
未確認 |
Intel Core i9 -13900F |
B0 / Q1ES | 8 | 16 | 24 / 32 | 2.0 / 5.6 GHz | 5.3 GHz (全コア) |
4.2 GHz | 68 MB | 65W (PL1) ~200W (PL2) |
未確認 |
Intel Core i9 -13900T |
B0 / ? | 8 | 16 | 24 / 32 | 1.1 / 5.3 GHz | 4.3 GHz (全コア) |
3.9 GHz | 68 MB | 35W (PL1) 100W (PL2) |
未確認 |
Intel Core i7 -13700K |
B0 / Q1EN | 8 | 8 | 16 / 24 | 3.4 / 5.4 GHz | 5.3 GHz (全コア) |
4.2 GHz | 54 MB | 125W (PL1) 228W (PL2)? |
$409.99 US |
Intel Core i7 -13700KF |
B0 / Q1ET | 8 | 8 | 16 / 24 | 3.4 / 5.4 GHz | 5.3 GHz (全コア) |
4.2 GHz | 54 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
$384.99 US |
Intel Core i7 -13700 |
B0 / Q1EL | 8 | 8 | 16 / 24 | 2.1 / 5.2 GHz | 5.1 GHz (全コア) |
4.1 GHz | 54 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
未確認 |
Intel Core i7 -13700F |
B0 / Q1EU | 8 | 8 | 16 / 24 | 2.1 / 5.2 GHz | 5.1 GHz (全コア) |
4.1 GHz | 54 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
未確認 |
Intel Core i7 -13700T |
B0 / ? | 8 | 8 | 16 / 24 | 1.4 / 4.9 GHz | 4.2 GHz (全コア) |
3.6 GHz | 54 MB | 35W (PL1) 100W (PL2) |
未確認 |
Intel Core i5 -13600K |
B0 / Q1EK | 6 | 8 | 14 / 20 | 3.5 / 5.2 GHz | 5.1 GHz (全コア) |
不明 | 44 MB | 125W (PL1) 180W (PL2)? |
$319.99 US |
Intel Core i5 -13600KF |
B0 / Q1EV | 6 | 8 | 14 / 20 | 3.5 / 5.2 GHz | 5.1 GHz (全コア) |
不明 | 44 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
$294.99 US |
Intel Core i5 -13600 |
C0 / Q1DF | 6 | 8 | 14 / 20 | 不明 | 不明 | 不明 | 44 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
未確認 |
Intel Core i5 -13500 |
C0 / Q1DK | 6 | 8 | 14 / 20 | 2.5 / 4.5 GHz | 不明 | 不明 | 32 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
未確認 |
Intel Core i5 -13400 |
C0 / Q1DJ | 6 | 4 | 10 / 16 | 2.5 / 4.6 GHz | 4.1 GHz (全コア) |
3.3 GHz | 28 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
未確認 |
Intel Core i3 -13100 |
H0 / Q1CV | 4 | 0 | 4 / 8 | 不明 | 不明 | 不明 | 12 MB | 65W (PL1) 不明 (PL2) |
未確認 |
インテル第13世代「Raptor Lake」CPUの発売と入手方法について
発売と入手については、Intel 13th Gen Raptor Lake Desktop CPUは、本日開催されるInnovationイベントで700シリーズチップセットファミリーと一緒に発表される予定です。なお、第13世代CPUの最新のエンバーゴは以下の通りです。
Raptor Lake-Sプロセッサーとインテル Z790チップセット。エンスージアスト・コンシューマー向けKおよびKF SKUのみ
- 製品紹介エンバーゴ日:2022年9月27日 09:20am PT (Intel Innovation’22)[9/28 午前02:20 JST]
- 販売開始日: 2022年10月20日 @ 06:00am PT[9/28 午前06:00 JST]
小売店の店頭に並ぶのは10月20日ということで、次世代CPUであるAMD Ryzen 7000の約1カ月後という位置づけになる。
AMDとIntelは、メインストリーム/ローエンドセグメントに移行する前に、まずプレミアム製品を販売することで知られているので、Intelが非Kラインナップに進出する前に、’K’ アンロック製品とZ790ボードを導入することが予想されます。
解説:
Raptorlakeの価格が発表されました。
AMDの同グレードの製品と比較すると、ハイエンドは安く、ミドルからローエンドは高くなっています。
13900K/KFはAMDが高く、13700K/KF、13600K/KFはIntelが高くなっています。
これらはマルチスレッド性能の数字をもとに設定されているものと思われます。
両社ともまるで申し合わせしたかのようにきれいに数字が並んでいますので、実際に申し合わせしたのでなければ、マーケティングの担当がかなり優秀なのでしょうね。
性能なりの数字だと思います。
シングルスレッド性能を重視される方やAdobeのソフトを使われる方はIntelを、プラットフォームを長く使いたい方やハイエンドの絶対性能を求める方やAVX-512を使う予定のある方はAMDを選ぶということでよいのではないでしょうか。
ロンチだけをAMD製品の発売前に行って牽制していますが、製品の発売スケジュールはライバルの予定に合わせることなく自社のスケジュールを守っている当たり、Intelにもかなり余裕が出てきたのかなと思います。
第12世代intelCore i5/7/9シリーズ
K無しロックモデル(OC不可)
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