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Image:Intel

米インテルは9月27日(米現地時間)、同社のチップを搭載したWindows PCとスマートフォンを継続的かつシームレスに連携させるアプリ「Unison」を発表した。

対象となるスマートフォンはAndroidのみならず、iPhoneも含まれる。また当初の対応PCは限られており、年内にはAcer、HP、Lenovoの第12世代プロセッサを搭載した「一部のEvoノートPC」のみで利用できるようになるとのこと。2023年には、第13世代チップ搭載PCにも拡大する予定だという。

この機能に近いものとして、1つにはiOSとmacOS間のエコシステムが挙げられるだろう。iPhoneでメモを変更すればMacにも反映され、MacからはiPhoneを通じて電話を掛けられる。またWindows PCとAndroidデバイス間では、マイクロソフトが提供する「スマートフォン連携」(海外名は「Phone Link」)がある。こちらはテキストメッセージの表示や返信、写真の共有もできる。

インテルのUnisonアプリは、これら2つの垣根をなくすものだ。「あなたのコンピュータとスマートフォン、それがAndroidやiOSかどうかは関係ありません。Unisonは、AndroidとiOSの両方のデバイスに対応する初の公式製品となります」として、簡単にペアリングできることも謳われている。

本アプリで実現するのは、以下の機能である。

・ファイル転送: スマートフォンからファイルや写真を転送
・テキストメッセージの送受信:PCのキーボードでテキストメッセージを作成
・電話: PCからスマホ側の連絡先あてに音声通話できる
・着信通知: PCから電話通知を受信・管理が可能

インテルは本アプリを発表するにあたり、スマートフォンとWindows PCを接続するための現在のエコシステムは「極めて断片的だ」と評している。そうした立場であれば、一部のEvoプラットフォームのみに限るのは矛盾しているはずであり、古いインテル製チップやAMD製チップ搭載のPCにも拡大が望めるかもしれない。