新型セレナが登場し、ノア／ヴォクシーと並んでミドルサイズミニバンが全て出揃ったという状況である。そして最後発のセレナはライバルを圧倒する質感でデビュー!!
注目は内装で、アリア並の高級感で勝負に出たのだ。しかも歴代初となる装備も多々。さっそく新型セレナの内装を簡単にご紹介！ これは待った甲斐があったかも!!
文：ベストカーWEB編集部／写真：ベストカーWEB編集部・奥隅圭之
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アリア並の高級!! モニターのサイズがヤバい
新型セレナの内装は一言でいうと史上最強の高級感といったところ。とくに超ワイドモニターを2枚並べたコクピットは圧巻のデキ。電気自動車のアリアにも勝るとも劣らない仕上がりなのだ。
先々代、先代モデルはダッシュボード奥にメーターを設置していたが、新型セレナはハンドルにかなり近づいた印象。しかもノート オーラやアリアと同様にフル液晶メーターを採用し、速度のみならずナビやオーディオといった情報も表示可能に。
セレナ初の左右独立エアコン！ USBポートの数もスゴいゾ
そして個人的に注目なのがエアコンである。ノア／ヴォクシーは先々代モデルから運転席・助手席でそれぞれ温度調整が可能な左右独立エアコンを採用していたが、セレナは……といった状況であった。それが新型セレナは歴代初の左右独立式エアコンを搭載したのだ。
USBポートの数はクラス随一であった先代モデル同様、新型セレナもベースグレードを除いて6つ完備。先代モデルと異なるのはフロントの1つ以外、タイプCに変更されたのも嬉しいポイントだ。ちなみに車内Wi-Fiも完備しているため、移動中は動画など見放題とファミリー層には超嬉しい進化を遂げている。
e-POWERでも8人乗りに!! お馴染みの装備も
そしてこれまでe-POWERモデルはバッテリー搭載位置の都合により全車7人乗りであったが、新型モデルは8人乗りを選択可能に。というよりも最上級グレード「ルキシオン」以外は全て8人乗りとなったのだ。
3代目から採用されているマルチセンターコンソールをe-POWERモデルでも採用。1列目、ないし2列目と好きな位置に移動できるため、これはかなり便利な機能。これこそ歴代セレナオーナーにとっては何よりのトピックスのはずだ。
快適性はノア／ヴォクシーに劣るか!?
ただ残念なポイントも。アルファードやエルグランドと同様に新型ノア／ヴォクシー、そしてステップワゴンにラインアップされているオットマン付きのシートが設定されていない点にある。
とくに新型セレナの最上級グレード「ルキシオン」は479万8200円とエルグランド並の価格なだけに、オットマンなど高級仕様のシートを用意しても良かったのでは？ とも。その点に関しては今後のマイチェンなどで追加される可能性もあるが、価格帯が大幅に上がった最上級仕様には欲しかったようにも思える。
ただ、最後発のゆえライバルもキチンと研究した末の判断のはず。新型セレナのコクピットは超高級になったものの、使いさすさを優先したのが最大の要因のようだ。恐らく発売はもう少し先となる見込みだが、やっと出揃ったミドルサイズミニバン。新型セレナも候補の一つに入れるのは大いにアリだ!!
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