最近のファーウェイは奇抜なモバイルデバイスを投入する傾向があり、今月初めにもディスプレイと竜頭を含む本体を取り外して違うケースに“着せ替え”できる「HUAWEI WATCH GT Cyber」を発表していた。
それに続き、着脱できるイヤホンが付属した「Huawei Watch Buds」の製品パッケージと称される画像がリークされている。これが本当だとすれば、同社はHUAWEI WATCH GT Cyberに続き、いよいよ合体モバイル製品の充実に乗り出したとも推測される。
これに先立ち「イヤホンを内蔵したスマートウォッチ」の特許は数ヶ月前、EUIPO(欧州連合知的財産庁)に出願されていた。当時は単に特許を申請しただけか、製品化の予定があるかどうかは不明だったが、ようやく製品画像のかたちで確認されたわけだ。
その外観は一見すればWatch GT 3そっくりだが、大きな違いはディスプレイがヒンジ式ということだ。画面をフタのように開けるとイヤホンの収納部分が現れる仕組みとなっている。
Notebookcheckは、この(広い意味で)スマートウォッチにイヤホン機能を持たせるというコンセプトは、2020年に同社が発売したフィットネストラッカー兼Bluetoothイヤホン「TalkBand B6」の発展形かもしれないと指摘している。Talk Band B6は「ふだんはスマートバンド、本体部分を外して耳に装着すればヘッドセット」という製品だった。
なおイヤホン内蔵のスマートウォッチは、たとえばLemfo T92など小規模な企業が投入しており、これが史上初というわけではない。
もっとも、この種のスマートウォッチとイヤホンのニコイチ製品は「イヤホンを収納する内部スペース」と「両方を駆動するのに十分なバッテリー容量」を両立させることが困難である。HUAWEIがこの問題を解決したのか、あるいは解決していないのか、続報を待ちたいところだ。
- Source:@RODENT950(Twitter)
- Source:Gizmochina
- Source:Notebookcheck