11月25日(金)、『有田哲平の引退TV』(ABEMA)初回が放送された。
くりぃむしちゅー・有田哲平とフワちゃんがMCとして初タッグを組む同番組。
この番組では、極めて近い将来の“引退”を決意した有田が、一緒に引退したほうがいいと考える芸能人に引退勧告。初回放送のゲストには、有田と親交の深いお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建が登場した。
芸能活動を自粛していた渡部は、今年2月、約2年ぶりに芸能活動に復帰したばかり。
番組の詳細を何も聞かされずに呼び出された渡部は、4~5年ぶりの再会となる有田を前にやや緊張気味の様子だが、そんな渡部に引退勧告。これに渡部は「俺、復帰したばっかですよ!これからっていうときに」と動揺する。
突然の有田からの引退勧告に混乱しつつも、渡部は「もうちょっと待ってください。さすがに。もうちょっと粘らせてください。決意して戻ってきたので」と提案をなんとか断ろうとするが、有田はすかさず「休んでいる時に相談に行けば引退した?」と問いかける。
渡部は「話次第では、引退していたと思います。それはずっと考えていたんで、僕も」と当時の胸の内を明かすも、「今日有田さんに会えるし、ウキウキで来たのに。俺1回目(のゲスト)って聞いてすげぇ喜んできたのに! 有田さん優しいなって思ったのに!」と、自身が呼ばれた理由が引退勧告であったことを知り悲しげな表情を見せた。
◆「その渡部は死にました」
また有田は、渡部の相方であるアンジャッシュ・児嶋一哉の名前を持ち出し、「児嶋が珍しく『迷惑かけます』、復帰するときも『いつ復帰します』ってやってたよ。あいつ変わったなって思った」と児嶋の行動を称賛。
渡部も、「そういうことするタイプではなかったし、いろいろな人に頭を下げさせてしまいました」と語る。
当時、実はあまり仲が良くなかったという渡部と児嶋。有田は、「(渡部から)いろんな悪口も出てたし。そんなふうに言ってた渡部が、気づいたらダメになっちゃって、今はどういう関係になったの?」と切り込んだ質問。
すると渡部は、「提案されたことは全部従う。立ち位置変えようって言われたら、じゃあ変えようとか」と回答。有田は、「“うるせぇな”って思わないの? 前だったら“立ち位置の問題じゃねーだろ”とか(言ってた)」と、不仲だったという当時の渡部を再現しつつさらに問いかける。
これに渡部はすかさず「その渡部は死にました。殺しました私が」とコメント。続けて、「もう感謝。本当に児嶋がいなかったらここにも座れていないですし。相当辛いことをさせてしまったので」としみじみと語る。
さらに、「僕はもう判断をするのをやめようと決めて。今まで事務所に来た仕事は、僕がこれをやる、こうするってしてたんですけど、今は全部事務所と児嶋に委ねて、言われたことを一生懸命やる」と、決意を胸に再スタートを切ったことを明かした。
番組後半で有田は、「世の中の人にはあまり言っていないけど、(渡部は)芸能界で初めてできた友達」と明かす。
そして、「(芸能界で)自分の相方以外で最初に喋った人。25歳~30歳ぐらいまでほぼ一緒に住んでた。意外な組み合わせに見えたかもしれないけど、ルーツがあるのよ。勘違いしないで。問題起こしたやつだからいじりにいってやれ(ということ)じゃない。関係性があってのことだから」と、初回ゲストとして呼んだ理由を明かしていた。