もっと詳しく

(国書刊行会・3520円) 画期的な詩論集。十五巻の朔太郎全集を圧縮して、一缶の美味(おい)しいジュースにした感じ。第一部が朔太郎による「現代詩入門」。第二部が中也や道造ら、朔太郎が親近感を覚えた詩と詩人の紹介。第三部が自作解説で、魅力のポイントは朔太郎の詩そのものを味読できること。…