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太平洋戦争で俘虜(ふりょ=捕虜)を体験した作家の大岡昇平は著書『戦争』で警告する。「戦争というのはいつでも、なかなかきそうな気はしない。人間は心情的には常に平和的だから。しかし国家は心情で動いているのではない。(中略)権力はいつも忍び足でやってくる」。2022年は安全保障の歴史的転換…