V8ターボ搭載のトヨタ カローラ(E70)は、まさに眠れる野獣だ。強靭な心臓と控えめなルックス: このチューニングされたトヨタカローラは、レクサスV8とターボチャージャーを搭載している。
最近の「トヨタ カローラ」のスポーティさを語るなら、新型「GRカローラ」を無視することはできない。1.6リッター3気筒エンジンは、ターボチャージャーによって304馬力を発揮する。このチューニングされた少し古い「カローラ」にもターボエンジンが搭載されている。
ブルーのサルーンは、E70系「カローラ」の後期型だ。「GRカローラ」が全輪駆動のみであるのに対し、このシリーズでは後輪駆動のモデルも用意されていた。
エンジンはターボチャージャー付きのレクサスV8へスワップ
この個体は、当初は61馬力の普通の4気筒モデルだったが、オーナーである南アフリカ出身のジェイソンには物足りなかったようだ。「レクサスLS400」から、ぶっといV8(製造コード1UZ)が彼の「カローラ」に移植された。
しかし、トヨタ車のボンネットを覗くと、特に目を引くのが、ターボチャージャーが見当たらないことだ。代わりに、溶接されたパイプとエアフィルターがインテークマニホールドに通じている。
実は、スーパーチャージャーは後輪の後ろにあり、長いインタークーラーダクトがあるため、この「カローラ」にはインタークーラーがないのだ。エンジンのチューニングにより、当初61馬力だった出力は、470馬力にまで向上し、パワーは4速オートマチックで後輪に伝達される。
内装はほぼオリジナル状態
リアには「BMW E36」のスプリングが採用され、17インチホイールの奥にはブレンボ製ブレーキシステムが輝いている。前輪のサスペンションは標準的なもので、サルーンのインテリアもほぼオリジナルだ。
シートはレザーに張り替えられ、カーペットも新しいものが装着されている。その他は、メーターに至るまですべてオリジナルだ。また、外見上も強力にチューンアップされた1980年代の「カローラ」だとは見えない、おとなしいルックスだ。アクセルを踏み込んで、この「カローラ」のリアタイヤが煙を吐いて初めて、どんな獣なのかがわかるのだ。
※ ワイルドなカローラのYouTube動画はこちら
Text: Sebastian Friemel
Photo: Cars.co.za