近年の250ccクラスで不動のベストセラーとなっているホンダのレブル250/Sエディションは、20代にダントツに売れているという異色のモデル。これが、2023年型で2回目のモデルチェンジを実施するという情報が入ってきた。
今回は、なんと日本初採用のカラー2色を含む全色新色というニューカラー攻勢。ここでは、その詳細をお知らせしよう。
文/ベストカーWeb編集部、CG/SRD
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ホンダのSNSでチタンとホワイトの新色が先行公開、他の色はどうなる?
9月16日、ホンダモーターサイクルジャパンが公式SNSで2023年型レブル250/Sエディションの写真を公開した。チタンメタリックのSエディションとパールホワイトのSTDは、ともに従来にはなかったカラーで新鮮味が満点。価格や発売日などは触れられなかったが、ここでは独自情報を元に予想したい。
当Webの予想では、発売は12月後半。価格は税込1万1000円アップでレブル250が61万500円、レブル250Sエディションが64万9000円になるだろう。マイナーチェンジの内容は、ホンダが公開した写真からキャタライザーが大型化されているのが確認できるので、令和2年排出ガス規制に対応するのは間違いない。
そして、カラーリングはレブル250が3色、Sエディションが2色の計5色展開になる模様。なんとこれが全色新色になると予想され、新鮮なバリエーションになるだろう。
STDは、すでに公開されているパールホワイトに加えマットブラック、パールグレーの3色、Sエディションはチタンに加えてキャンディーレッドの2色になると予想される。
2023年はさらに計画台数を増やしてベストセラーの座を守り抜く!?
2017年にデビューしたレブル250の販売計画台数はわずか1500台。それが、二輪車新聞によると2018年は5236台、2019年は7985台の販売台数を記録してベストセラーに。これを受けて2020年のモデルチェンジの際は、Sエディションも追加して9000台の年間販売計画台数としていた。
「レブル250は、2017年に発売して2018年に伸びてきたものの、それでも2019年は4500~5000台くらいかなと見ていました。また、モデルチェンジした2020年も最初は手堅く読んでいました。
ただ、2019年も蓋を開けてみると台数は毎月伸びているということもあって、2020年に発表したモデルの年間販売台数を9000台と公表しました。結構多めに立てた計画ですけど実際ここまで売れるとは思わなかったですね」とは、2021年初頭に聞いたホンダ営業担当者のコメント。
2020年の「ここまで」というのは、二輪車新聞によると1万3297台。まさにレブル250が大ブレイクした瞬間だった。2021年は供給不足の影響もあったが1万1227台と2位に倍近くの差をつけてトップを堅守している。
そして、2023年の計画台数は1万7000台と予想される。ホンダは、レブル250のピークはまだ先にあると見ているようだが、果たしてどこまで伸び続けるのだろうか。
令和2年排出ガス規制対応以外に装備には変更はなさそう
2020年にモデルチェンジした現行レブル250は、ヘッドライト、ウインカー、テールランプにLEDを新採用。メーター内にギアポジションインジケーターを追加するとともに、ウインカーインジケーターを左右独立表示にすることで操作性が向上している。
また、クラッチ操作の軽減やエンジンブレーキ時のリアタイヤの挙動を安定させるアシストスリッパークラッチの採用や前後サスペンションの仕様を変更することで扱いやすさと乗り心地の向上を実現している。
2023年型のレブル250はこれを踏襲する模様で、装備に変更はないだろう。エンジンは令和2年排出ガス規制に対応することは間違いないが、同系エンジンを搭載する他モデルの例からスペックがダウンすることはないだろう。
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