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 ハードディスクドライブ(HDD)業界が新型コロナウイルス特需の反動を受けて成長が鈍化している。世界シェア20%を目指す東芝はノートパソコンなどの民生用が低調で、今期は前年比で減収減益を予想する。米シーゲートと米ウエスタンデジタル(WD)は2022年6月期、ともに増収増益となったが、牽引したのはデータセンター向けの大容量記憶製品で、民生用は不振だった。この傾向は今後も続き、HDD基板(サブストレート)大手のHOYAは、「2・5型基板の売上げは半減してもおかしくない」とみている。ただ中期的にDC向けのハイエンドHDD需要が拡大することから低迷は一時的であり、右肩上がりが続く見通しだ。

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