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若手研究者が次々と中国へ渡っている [PR] またダメだったか――。 助教の任期が切れる2022年が近づいていた。 30代後半の男性研究者はその数年前から、国立大学の准教授職に応募しては不採用となることが続いていた。 同年代の中では恵まれた立場だった。博士号を取った後、20代で助教に。研究に打ち…