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「愛したはずの夫は、まったくの別人でした――」。芥川賞作家・平野啓一郎の同名ベストセラー小説を映画化した『ある男』(公開中)で、窪田正孝は俳優があまり巡り合うことのない稀有な役柄に命を吹き込んでいる。なにしろ、彼が体現したのは事故で亡くなった後に、映画のキャッチにもなっている、冒頭…