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実りの秋を迎えるなか、穀物先物を扱うある証券会社の担当者はため息をつく。毎年この時期は南米の作付けが本格化する前に買い注文が殺到するが、なかなか電話が鳴らないからだ。「売買注文が去年と比べて半分以下だ」とぼやく。背景には穀物相場の早すぎるピークがある。今年はロシアのウクライナ侵攻…