もっと詳しく

 9月30日~10月2日、チャン・インターナショナル・サーキットで開催されるMotoGP第17戦タイGPに中上貴晶の代役として参戦する長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)が意気込みを語った。

 中上は、第15戦アラゴンGPの決勝でマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)と接触転倒を喫した際に、右手の薬指と小指を負傷した。手術を受けて連戦の日本GPに参戦したが、小指は骨が見えるほどの具合で、レース後には腱が断裂していると診断された。

 そのため、30日に再度手術を受け、タイGPからは休養することになった。その代役にHRCのテストライダーを務めている長島が、日本GPに続いて出場することになった。

 長島は日本GPではHRC Teamからテストも兼ねて参戦したが、タイGPでは中上のマシンを駆るため攻めた走りを見ることができるかもしれない。

長島哲太(HRCチーム)/2022MotoGP第16戦日本GP
長島哲太(HRCチーム)/2022MotoGP第16戦日本GP

■長島哲太
「LCRホンダ・イデミツと一緒に、MotoGPを愛してやまないタイのファンの前でレースができることをとても嬉しく思っています。このコースはMoto2で走ったことがあり、好きなコースです。MotoGPのバイクをどう速く走らせるか、もっともっと勉強したいと思っています」

「特にテストの時、もてぎではいつもひとりで走っているので、MotoGPバイクをどんどん速く走れるようになることを期待しているし、面白くなりそうです。また、天気も雨のようですし、ウエットでMotoGPマシンを走らせる経験をもっと積まないといけないので、HRCのパーツをテストすることはないと思っています。タカのバイクで走って、自分のライディングスタイルに集中します」