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アップルが9月23日に発売したAirPods Pro(第2世代)は様々な新機能を備えているが、その中でも「適応型環境音除去」がユーザーに好評のようだ。

これは従来の外部音取り込みモードを(アクティブノイズキャンセルとともに)進化させ、通過する車のサイレンや工事の音、コンサートでの大音響スピーカーなど大きな周囲のノイズを抑えられるものだ。公式サイトでは「パワフルなH2チップ」の恩恵、つまり第2世代AirPodsのハードウェアを前提としているように説明されている。

が、最新の開発者向けiOS 16.1ベータ3で、本機能が初代AirPods Proでも利用できる可能性があることが明らかになった。

米大手掲示板Redditでは、最新iOS 16.1ベータ3に更新した一部ユーザーから、初代AirPodsでも設定アプリ内に「Adaptive Transparency」(適応型環境音除去)のトグルスイッチが表示されるようになったと報告されている。AirPods Pro側のファームウェアは、ベータ版の「5A304A」だ。

ただし、この機能が実際に機能するのか、単にトグルが表示されるだけで使えないのかは、ベータ版ということもあり、明らかではない。米9to5Macは、過去にもアップルが、本来は表示してはならないオプションを手違いで有効にしたことがあると指摘している。

上記のようにAirPods Pro(第2世代)には強化されたH2チップが搭載されており、製品ページにも「H2チップのパワーを活用し」と明記されている。

もし初代AirPods Proでも同機能が使えたとして、H1チップでのノイズ除去がどの程度になるかは分からない。第2世代はノイズキャンセリングに関しては「最大2倍の雑音を消す」とあることから、初代で同じような効果が得られるかもはっきりとはわからない。