9月29日、BMWモトラッドは新型となるS1000RRを発表した。エンジン、サスペンション、シャシー、エアロダイナミクス、デザイン、アシストシステムの総合的に改良され、ダイナミックな走りを実現したという。
2023年型になると思われるこのS1000RRは、新アシストシステム『ブレーキ・スライド・アシスト』とダイナミック・トラクション・コントロールに『DTCスライド・コントロール』が加えられた。
また、M1000RRのカーボン製ウイングとは異なるが、ウイングが初めて装備された。このパーツにより空力ダウンフォースが発生し、加速時に前輪に荷重がかかり、ウイリーを抑制できるようになっている。
日本での仕様は発表されていないが、現行のS1000RRより出力は3psアップした210ps/13,750rpmで、最大トルクは113Nm/11,000rpmを発揮する。最高回転数は14,600rpmまで引き上げられた。
進化した『フレックスフレーム』はアルミニウム製のブリッジフレームだ。メインフレームは、横方向への柔軟性を最適化する目的で、サイド部分にいくつかの開口部が設けられた。
さらにカラーリングも大きく配色が変わっており、赤系、黒系、トリコロールの3パターンが選択できる。なお、価格や発売日は発表されていない。