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Image:Yasin Hasan / Shutterstock.com

Googleは、ゲームストリーミングサービスStadiaの提供を2023年1月で終了することを明らかにした。Googleは7月時点で終了のうわさを否定していたが、結局やはり終了することについて「期待したほどのユーザーからの支持を得られていな」かったと説明している。なお、日本国内ではStadiaはサービス提供されていない。

Stadiaのサービスを率いるGoogleのPhil Harrison氏はブログへの投稿で、ユーザーがサービス内で購入してきたゲームや追加コンテンツなどの費用を全額払い戻しすることを明らかにしており、これも2023年1月中旬までに実施されるとしている。ただし、Google Stadia Proのサブスクリプションの払い戻しはしないとのこと。詳細はサービスのヘルプセンターで案内すると述べた。

Stadiaのストアはすでに閉鎖されているので、ユーザーは新たにコンテンツを購入することはできなくなっている。ゲーム内での支払いなども無効化されており、ユーザーはこれまでに投じたお金が戻ってくるのを待つだけだ。もちろん1月18日までは、購入したゲームをプレイすることは可能だ。

インターネットを通じてゲームプレイの画面だけをストリーミングするStadiaのようなサービスは、ゲームをプレイするために高価なPCを購入しなくてすむというメリットがあり、ユーザーは初期投資なしに、たとえばレイトレーシングが有効化されたグラフィックでゲームを楽しむことができる。気になるのはタイムラグだが、Stadiaはその点に関してはうまく機能していたとされている。

Googleは2021年に、社内のゲーム開発スタジオを閉鎖している。ここ最近の数か月は、Stadiaのサービスから人員が他へ移されるなどの動きが目立ち始め、3月にはゲームストリーミングの基盤技術を他社にライセンスするImmersive Stream for Gamesを正式に発表するなど、Stadiaのサービスの向かう方向が以前とは違ってきていた。

Harrison氏は「われわれはゲームに深くコミットし続け、開発者、業界パートナー、クラウドユーザー、クリエイターの成功を後押しする新しいツール、技術、プラットフォームへの投資を続けていく」としている。

Stadiaと同種のPCゲームストリーミングサービスとしては、Xbox Game Pass、NVIDIA GeForce Nowなどがあり、米AmazonはAmazon Lunaでこの分野に今年参入したばかりだ。