先週iOS 16.1やiPadOS 16.1がリリースされた直後だが、次期iOS/iPadOS 16.2が12月中旬に一般公開されるとの予想が伝えられている。そこで追加される可能性が高い新機能を、ざっと確認しておこう。
この登場時期は、アップル関連情報で信頼性の高いBloombergのMark Gurman記者が述べていることだ。それに関連して、米MacRumorsが両OSの初期ベータ版で確認された新機能をまとめている。
スポーツの試合結果が「ライブアクティビティ」対応
iOS 16.2では、Apple TVアプリの一部スポーツ中継が、ライブアクティビティに対応する予定だ。
ライブアクティビティとは、iPhoneのロック画面で配車サービスやデリバリーの状況を確認したり、スポーツ試合の途中経過をフォローできる機能のこと。iPhone 14 Pro/14 Pro Maxでは、Dynamic Islandに小さなスコアボードが表示されるようになる。
睡眠ウィジェットの追加
iOS 16.2のロック画面では、新たな「睡眠ウィジェット」が利用できる。ウィジェットは大小2種類あり、小型ウィジェットでは睡眠時間が、大型ウィジェットでは睡眠の質を表す棒グラフ、ないし睡眠時間を視覚的に示すものを選べる。
「フリーボード」アプリ
iOS/iPadOS 16.2およびmacOS Ventura 13.1では、コラボレーションツール「フリーボード(米国では「Freeform」)が追加される。1つのデジタルボードに図面やテキスト、動画や画像などが投稿でき、iPhone、iPad、Macユーザーが共同作業できるアプリだ。変更はリアルタイムで反映され、メンバー全員が追加された投稿を見ることができる。
iPadOS 16での外付けディスプレイ対応
M1/M2チップ搭載iPadモデルでは、外付けディスプレイのサポートが復活する予定だ。初期のiPadOS 16ベータ版では対応していたが、iPadOS 16.1の一般公開に際して(おそらく動作の不安定さを修正するため)削除されていた経緯がある。
もっとも、アップルが12月のリリースまでに新機能の追加や変更、ないし削除する可能性は十分にあり、これらが最終的な仕様でないことは留意されたい。
また上記のGurman氏は、アップルが新型Macの発表に合わせて、2023年2~3月頃にiOS 16.3、iPadOS 16.3、macOS Ventura 13.3をリリースする見通しだと述べていた。他にも、さらなる隠し球があるのかもしれない。