優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、デビュー作にして第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした八目迷の「夏へのトンネル、さよならの出口」(小学館「ガガガ文庫」刊)。劇場版アニメとして9月9日より全国の劇場で公開された本作が韓国の富川(プチョン)国際アニメーション映画祭に出品され、特別賞(Korean Society of Cartoon & Animation Studies Prize)を受賞した。
富川(プチョン)国際アニメーション映画祭は、20年以上にわたり韓国北部の富川(プチョン)で開催され、映画芸術科学アカデミー公認の毎年高い注目を集める、アジアを代表する国際アニメーション映画祭で、本年度は10/21~10/25に開催された。6つのカテゴリのコンペティションがあり、本作は長編映画部門作品として出品。
この度本作が受賞した特別賞(Korean Society of Cartoon & Animation Studies Prize)は映画祭で最も人気のあった作品に贈られる賞で、映画祭担当者は「この作品は、ともに見、聴き、感じることのできる場所へ私たちを連れていってくれる。印象的な楽曲もまた、素晴らしい音の洞窟へと導いてくれる作品です。」とコメント。
本作を手がけた田口智久監督は「まさか賞を頂けるとは…!とても嬉しく、とても光栄です!この映画が韓国の地で受け入れられ、喜んで頂けた事は国境を超えて普遍的な映画を創れたんだと思います。長い歴史を持つ富川(プチョン)国際アニメーション映画祭の長い歴史の一つに加われて本当に幸せです!」と喜びの声を寄せた。
本作は10月24日から開催中の第35回東京国際映画祭にもジャパニーズアニメーション部門にて出品。10月31日には田口監督が登壇するトークイベント付きの上映も予定されている。
■映像
【特報映像】
【本予告映像】
【予告映像第2弾】
■ストーリー
ウラシマトンネル――そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入る。ただし、それと引き換えに…。
掴みどころがない性格のように見えて過去の事故を心の傷として抱える塔野カオルと、
芯の通った態度の裏で自身の持つ理想像との違いに悩む花城あんず。
ふたりは不思議なトンネルを調査し欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶ。
これは、とある片田舎で起こる郷愁と疾走の、忘れられないひと夏の物語―。
■キャスト
鈴鹿央士(塔野カオル 役)
飯豊まりえ(花城あんず 役)
畠中 祐(加賀翔平 役)
小宮有紗(川崎小春 役)
照井春佳(浜本先生 役)
小山力也(カオルの父 役)
小林星蘭(塔野カレン 役)
■スタッフ
原作:八目 迷「夏へのトンネル、さよならの出口」(小学館「ガガガ文庫」刊)
キャラクター原案・原作イラスト:くっか
監督・脚本:田口智久
キャラクターデザイン・総作画監督:矢吹智美
作画監督:立川聖治 矢吹智美 長谷川亨雄 加藤やすひさ
プロップデザイン:稲留和美
演出:三宅寛治
色彩設計:合田沙織
美術設定:綱頭瑛子(草薙)
美術ボード:栗林大貴(草薙)
美術監督:畠山佑貴(草薙)
撮影監督:星名 工
CG監督:さいとうつかさ(チップチューン)
編集:三嶋章紀
音楽:富貴晴美
音響監督:飯田里樹
制作プロデューサー:松尾亮一郎
アニメーション制作:CLAP
主題歌・挿入歌:「フィナーレ。」「プレロマンス」 eill
配給:ポニーキャニオン
製作:映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
公式サイト:natsuton.com 公式twitter:@natsuton_anime
©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
■インフォメーション
HP:https://natsuton.com/
Twitter:https://twitter.com/natsuton_anime
©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会
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