インドの食で涼やかに 今年はまだまだ暑いそうで (毎日新聞)

気象庁が発表した9~11月の3カ月予報によると、平均気温は東日本と西日本、沖縄・奄美で高く、高温は10月まで続く見通しだ。東京都心(千代田区)ではこの夏、最高気温35度以上の猛暑日の日数が過去最多を更新した。暑さを少しでも和らげるにはどうしたらよいか。最高気温が40度を超えることも珍しくな……

ベトナム国籍の男性刺され死亡 容疑者逃走 川崎 (毎日新聞)

11日午後11時20分ごろ、川崎市川崎区東田町の路上で男性が胸から血を流して倒れているのを通行人が見つけ、警察に通報した。男性は何者かに左胸を刃物で刺されたとみられ、搬送先の病院で死亡が確認された。通行人は「包丁を持って走り去る男性を見た」と話しており、神奈川県警川崎署は殺人の疑いで逃……

今春、初の全集 左川ちか よみがえる「幻の天才」 現代詩の先駆、魅力巡りシンポ (毎日新聞)

昭和初期、「女であること」とその孤独に向き合い、乗り越えようとした詩人がいた。10代で翻訳と詩作を始め、モダニズム詩壇で活躍するも、24歳で病死した左川(さがわ)ちか(1911~36年)だ。今春、書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)から刊行された初の全集にはちかが残したすべての詩、散文、書簡、……

全日本短歌大会 入賞者が決まる (毎日新聞)

第43回全日本短歌大会と第16回全日本学生・ジュニア短歌大会(日本歌人クラブ主催、文化庁・毎日新聞社など後援)の入賞者が決まった。表彰式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施しない。上位入賞者は以下の通り。(敬称略、学年は応募時) <全日本短歌大会>文部科学大臣賞=由田欣一(神奈……

発見!お宝 栃木県立美術館/4止 オノデラユキ 古着のポートレイト No.32 抜け殻の肖像写真 (毎日新聞)

フェミニンな洋服が大空を背景にして宙に浮かんでいます。ここはパリのモンマルトルのアパルトマン。モノクロームの精緻で美しい写真プリントは、ちょっと皺(しわ)の寄ったこの洋服が着古されたものであることを伝えてくれます。 この古着は物語を持っています。第二次大戦中のホロコーストを記憶す……

野村裕基が大曲「釣狐」挑戦 難曲、万作の指導受け (毎日新聞)

能楽狂言方和泉流の野村裕基が、10月1日午後2時、東京・国立能楽堂で大曲「釣狐(つりぎつね)」に初挑戦する。 野村萬斎を父、野村万作を祖父に持つ22歳。「釣狐」は狂言師の卒業論文にも例えられる難曲で、野村家には六世万蔵(万作の父)の「猿に始まり狐に終わる」という言葉が残る。 「私も22歳で……

1冊で1曲きわめる、クラシック紹介本 音楽之友社が新シリーズ (毎日新聞)

クラシック音楽の名曲の魅力を多方面から紹介するシリーズ「ON(オン) BOOKS advance」が音楽之友社から創刊された。1冊で1曲ずつ掘り下げ、第1弾では3点を刊行。音楽ファンの「名曲をきわめる」とのニーズに応える。 第1弾として登場したのは、相場ひろさん著『ベートーヴェン 交響曲第9番』▽満津岡……

伊藤かずえ/1 墨の香りにひかれて (毎日新聞)

書道を始めたのは、50代に突入した2016年暮れです。きっかけは、テレビ番組「芸能界特技王決定戦 TEPPEN」(フジテレビ)の書道対決への出場でした。準備のために、現在大学3年生の長女が小中学校時代に通っていた近所の書道教室の門をたたきました。 確か、最初は漢字1文字の楷書を練習しました。書道……

呉勝浩さん(作家) 「無敵の人」どう向き合う 直木賞候補作のサスペンス『爆弾』 (毎日新聞)

「無敵の人」なる俗語がある。愛する人も守るべきものもなく、自分の未来や命にすら無関心。ゆえに死刑も怖くない。第167回直木賞にノミネートされた呉勝浩さんの『爆弾』(講談社)は、そんな人物とどう向き合うか、読者に突きつける異色作だ。 『爆弾』でのその人物は「スズキタゴサク」という。坊主……