新型『シュコダ・ファビアRSラリー2』初の実戦となったラウジッツでデビューウインを達成

 ERCヨーロッパ・ラリー選手権元王者であり、2021年にはWRC世界ラリー選手権のセカンドクラス、WRC2でもチャンピオンに輝いているアンドレアス・ミケルセンが、シュコダ・モータースポーツの開発した最新スペック車両『シュコダ・ファビアRSラリー2』の実戦デビューを担当。11月6日にドイツ・ザクセン地方のグラベルステージを舞台に開催されたワンデイ・イベント『ラウジッツ・ラリー』で、後続を20秒以上突き放してのデビューウインを飾っている。

 2022年WRC最終戦ラリージャパンを前に、今季もWRC2のチャンピオンシップを牽引していたミケルセンだが、7月のボヘミアでゼロカーの役割も担っていた新型『シュコダ・ファビアRSラリー2』の開発作業総仕上げとして、ドイツに拠点を置くトクスポーツWRTのオペレートにより「中央ヨーロッパで最も要求の厳しいイベント」と称されるグラベル戦へのエントリーを優先した。

WRC2王者アンドレアス・ミケルセン、11月に新型『ファビアRSラリー2』の実戦デビューを担当へ

 2021年にERCヨーロッパ・ラリー選手権王者に輝き、同じくWRC世界ラリー選手権のセカンド・クラス“WRC2”でもタイトルを獲得したアンドレアス・ミケルセンが、11月5日にドイツで開催予定の「中央ヨーロッパでもっとも要求の厳しいグラベルラリーのひとつ」として知られるラウジッツ・ラリーへの出場を表明。ERCでも共闘したトクスポーツWRTのオペレートにより、新開発の『シュコダ・ファビアRSラリー2』の実戦競技デビューを任されることとなった。

 ノルウェー出身のスタードライバーとして“復権”を果たしたミケルセンは、シュコダ・モータースポーツのサポートを受け、約214kW(289PS)を発生する新スペック・ファビアのステアリングを握り、本格デリバリーを前に開発に不可欠な役割を果たすべく公式戦デビューを迎える。