“復活”のチーム三菱ラリーアートが初参戦初優勝。トライトンでアジアクロスカントリーラリー制す

 11月26日、AXCRアジアクロスカントリーラリー2022のレグ5が行われ、総合首位でSS6に挑んだチーム三菱ラリーアートの105号車ミツビシ・トライトン(チャヤポン・ヨーター/ピーラポン・ソムバットウォン組)が、競技最終日も順位を守り総合優勝を飾った。

 タイのプライベーターチームであるタント・スポーツに、技術支援を行うかたちでAXCRに初参戦しているチーム三菱ラリーアート。ダカールラリー2連覇の“レジェンド”増岡浩総監督が率いるチームは計3台のミツビシ・トライトンで同ラリーに挑む予定だったが、3台目のマシンをドライブするサクチャイ・ハーントラクーンがレグ0終了後に新型コロナウイルス検査で陽性となったため、全長約3kmのスーパーSSを終えた段階で1台がリタイアに。チームは残る2台での戦いを強いられることとなった。

チーム三菱ラリーアート、アジアクロスカントリーラリー2022参戦体制を発表。総監督は増岡浩

 9月16日、ミツビシは、2022年11月21日から26日にかけて、タイとカンボジアで開催されるAXCRアジアクロスカントリーラリーに挑む“チーム三菱ラリーアート”の参戦体制を発表した。既報のとおり、ミツビシは同チームに対し技術支援を行っていく。

 復活した“RALLIART”ブランドを掲げ、東南アジアのタイとカンボジアの2カ国を舞台に行われる過酷なクロスカントリーラリーに参戦するチーム三菱ラリーアート。ダカールラリー2連覇の経験をもつ増岡浩が総監督として参画する同チームは16日、2022年のAXCRに向けて『ミツビシ・トライトン』の3台体制を敷くことをアナウンスし、あわせて同大会での上位入賞を狙う3名のドライバーを明らかにした。