戦略勝負で逆転タイトルに急接近。15点差に挑んだ埼玉トヨペット「まさか飛び込まれるとは」/第8戦GT300決勝

 2022年のスーパーGT・GT300王者となったリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの藤波清斗とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのドライバーズ選手権獲得ポイントは『52』。これは、2005年のスーパーGT発足以降のGT300王者のなかで、飛び抜けて小さな数字だ。良く言えば接戦、悪く言えばどの陣営も取りこぼしが多かったことになる。実際、今季のGT300クラスにおいて、全戦でポイントを獲得したドライバーはいない。

 埼玉トヨペットGB GR Supra GTも、年間を通して大量得点のチャンスはありながらも、それを取りこぼしてきた1台だ。近藤收功エンジニアの言葉を借りれば、「本当にタラ・レバの多いシーズン」だった。

川合孝汰「流れを変えることのできた一戦」。吉田広樹「今回は完璧にレースが進んだ」【第7戦GT300決勝会見】

 大分県のオートポリスで開催された2022スーパーGT第7戦。10月2日の午後に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾った埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹と川合孝汰が決勝日を振り返り、最終戦への展望、そしてチャンピオン争いについて語った。

埼玉トヨペットが今季初優勝。リアライズとSUBARUは2.5点差で最終戦へ【第7戦GT300決勝レポート】

 10月2日、2022年のスーパーGTの第7戦『FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE』の決勝レースが、大分県のオートポリスで行われ、GT300クラスは52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が、チームにとって3勝目となる今季初優勝を飾った。2位に61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)、3位に65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が続いた。