スーパーGT第6戦SUGOのZFアワードはGRスープラでの初得点を果たしたHOPPY team TSUCHIYAが受賞

 スーパーGTのレースウイークに素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたメカニックに贈られる『ZFアワード』が2022年も開催されているが、9月17〜18日に開催された第6戦スポーツランドSUGOでは、今季オリジナルでHOPPY Schatz GR Supraを製作し、さまざまな苦労を乗り越え10位で初ポイントを獲得したHOPPY team TSUCHIYAに授与された。

欧州で培った知識と経験をフル活用。Studie BMW M4のファーフスが雨のなかスリックで激走【第6戦GT300決勝】

 スポーツランドSUGOで行われた2022スーパーGT第6戦『SUGO GT300km RACE』の決勝レースは、ドライコンディションでスタートが切られるも、すぐに雨が降り始めてウエットコンディションとなり、レース終盤にはドライコンディションに戻るという、天候に翻弄される展開となった。

 そんななか、GT300クラスでは7号車Studie BMW M4のアウグスト・ファーフスがウエット路面をスリックタイヤで圧巻の走りをみせた。

「みんながひとつになって作り上げるレースを観て欲しい」GTA坂東代表、さまざまな改善へ要望

 9月18日、スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』が開催されているスポーツランドSUGOで、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションの坂東正明代表がGTA定例記者会見に出席し、今季行われている450kmレースに関するレース距離、さらにサーキットのインフラについての質問に答えた。

たかが1点。されど大きな1点。HOPPY Schatz GR Supraが10位で初得点「胸を張って喜びたい」

 9月18日、宮城県のスポーツランドSUGOで決勝レースが行われたスーパーGT第6戦。変わりゆく天候のなか、序盤から上位争いを繰り広げた松井孝允/野中誠太組HOPPY Schatz GR Supraが10位に食い込み、1ポイントを獲得した。今季から若手の職人たちが作り上げたGRスープラで参戦を開始したチームにとっては、大きな大きな1ポイントとなった。

運命を別けたピットタイミング。3号車CRAFTSPORTS千代勝正に飛んだ『ステイ!』『ステイ!』『ステイ!』

 スーパーGT第6戦SUGO、予選11番手からウエットとなった決勝で見事な逆転優勝を果たした3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z。2位には同じニスモの23号車MOTUL AUTECH Zでニスモのワン・ツーとなったが、優勝を争ったニスモの2台の勝負を分けたのが、2回目のピットストップタイミングだった。

MOTUL AUTECH Z、ウエットの序盤にトップ奪取も2位。クインタレッリ「30年のなかで一番悔しいレース」

 スーパーGT第6戦SUGO、GT500クラスはミシュランが2年前から導入していた新トレッドパターンのウエットタイヤが決勝レースのダンプコンディションにマッチして、3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zが優勝、2位にMOTUL AUTECH Zとミシュラン装着の2台がワン・ツーを達成。しかし、序盤にトップを走行していた23号車にとっては、ピットタイミングのあやで順位を落としてしまうという悔しい2位となってしまった。

驚異の追い上げをみせたカルソニック、悔しさ残るZENTとSTANLEY。明暗別れたBS勢のウエット戦略【第6戦GT500決勝】

 天候に翻弄される決勝レースとなった2022 スーパーGT第6戦『SUGO GT300km RACE』。特にウエットコンディションでは劣勢になった感のあったブリヂストンタイヤ勢だが、そのなかでもランキングトップで今大会に臨んだカルソニック IMPUL Zは、14番手スタートから5位入賞を飾り、今回も驚異的な追い上げをみせた。

 第1スティントはベルトラン・バケットが務めたが、今回は89kgのサクセスウエイトで燃料リストリクター制限も一番厳しいステージ3ということで、スタート直後はかなり劣勢だったという。

天候の変化に翻弄されたBRZ。「先にウエットタイヤに変えるしかなかった」と井口卓人【第6戦GT300決勝】

 9月18日に行われた2022年のスーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』決勝。シーズン3度目のポールシッターとなった61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)は、序盤から降り出した雨に翻弄され、8位という結果に終わった。

 レース終了直後、前半スティントを担当した井口卓人は「スタートからすごくクルマのバランスが良く、去年の勝ちパターンに絶対入り込めるなという自信がありました」と振り返る。ただ、井口に「自信があった」のは序盤の数周だった。