運命を別けたピットタイミング。3号車CRAFTSPORTS千代勝正に飛んだ『ステイ!』『ステイ!』『ステイ!』

 スーパーGT第6戦SUGO、予選11番手からウエットとなった決勝で見事な逆転優勝を果たした3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z。2位には同じニスモの23号車MOTUL AUTECH Zでニスモのワン・ツーとなったが、優勝を争ったニスモの2台の勝負を分けたのが、2回目のピットストップタイミングだった。

MOTUL AUTECH Z、ウエットの序盤にトップ奪取も2位。クインタレッリ「30年のなかで一番悔しいレース」

 スーパーGT第6戦SUGO、GT500クラスはミシュランが2年前から導入していた新トレッドパターンのウエットタイヤが決勝レースのダンプコンディションにマッチして、3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zが優勝、2位にMOTUL AUTECH Zとミシュラン装着の2台がワン・ツーを達成。しかし、序盤にトップを走行していた23号車にとっては、ピットタイミングのあやで順位を落としてしまうという悔しい2位となってしまった。

驚異の追い上げをみせたカルソニック、悔しさ残るZENTとSTANLEY。明暗別れたBS勢のウエット戦略【第6戦GT500決勝】

 天候に翻弄される決勝レースとなった2022 スーパーGT第6戦『SUGO GT300km RACE』。特にウエットコンディションでは劣勢になった感のあったブリヂストンタイヤ勢だが、そのなかでもランキングトップで今大会に臨んだカルソニック IMPUL Zは、14番手スタートから5位入賞を飾り、今回も驚異的な追い上げをみせた。

 第1スティントはベルトラン・バケットが務めたが、今回は89kgのサクセスウエイトで燃料リストリクター制限も一番厳しいステージ3ということで、スタート直後はかなり劣勢だったという。

天候の変化に翻弄されたBRZ。「先にウエットタイヤに変えるしかなかった」と井口卓人【第6戦GT300決勝】

 9月18日に行われた2022年のスーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』決勝。シーズン3度目のポールシッターとなった61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)は、序盤から降り出した雨に翻弄され、8位という結果に終わった。

 レース終了直後、前半スティントを担当した井口卓人は「スタートからすごくクルマのバランスが良く、去年の勝ちパターンに絶対入り込めるなという自信がありました」と振り返る。ただ、井口に「自信があった」のは序盤の数周だった。

100kgウエイトで4位も悔しさ滲ませるランキング首位リアライズ。第7戦に向けては厳しい見立て【第6戦GT300決勝】

 9月18日に行われた2022年のスーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』決勝。サクセスウエイトの搭載上限の100kgを背負って挑んだランキングトップの56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は12番手グリッドから、4位までポジションを上げた。

「12番スタートから4位まで挙げられたので、いいレースはできましたし、最大限にタイヤも、チームも、ポテンシャルを引き出すことはできたと思います。ただ、やはり表彰台に上がりたかったですね」と語る藤波清斗の表情は険しい。

3位表彰台獲得でGT300ランキング2位のTANAX GAINER GT-Rは次戦大草と塩津のコンビに

 9月18日、宮城県のスポーツランドSUGOで決勝レースが行われたスーパーGT第6戦。GT300クラスでは終盤までチームメイトのGAINER TANAX GT-Rと争い、3位でフィニッシュした富田竜一郎/大草りき組TANAX GAINER GT-Rが今回の結果でシリーズランキングで僅差の2位につけた。この勢いのままタイトル争いに挑みたいところだが、10月1〜2日にオートポリスで開催される第7戦では、大草りきと第3ドライバーの塩津佑介のコンビで挑む“正念場”となる。

千代勝正「ミシュランのウエットタイヤで順位を上げられた」思わぬ展開に高星明誠は緊張も【第6戦GT500決勝会見】

 スポーツランドSUGOで開催された2022スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』。9月18日の午後に行われた決勝レースを終え、GT500クラスで優勝を飾ったCRAFTSPORTS MOTUL Zの千代勝正と高星明誠が決勝日を振り返り、次戦への展望を語った。

荒れたレースには「チームのフレキシブルな戦略が効く」と加藤寛規。若手の堤優威を称賛【第6戦GT300決勝会見】

 スポーツランドSUGOで開催された2022スーパーGT第6戦『SUGO GT 300km RACE』。9月18日の午後に行われた決勝レースを終え、GT300クラスで優勝を飾ったmuta Racing GR86 GTの加藤寛規と堤優威が決勝日を振り返り、次戦への展望を語った。