au、ブレインテックを活用したドライビングテクニック向上を計る実証実験を実施。実車でのタイム短縮を確認

 KDDI株式会社、株式会社アイロック、VIE STYLE株式会社、株式会社レーシングヒーローの4社は、脳科学とITを組み合わせたブレインテックと、eスポーツを活用したトレーニングを通じ脳の認知能力を高め、実車でのドライビングテクニック向上につなげる技術の開発に取り組むべく、7月20日から9月26日まで『みんなの夢をのせるeレーサープロジェクト』を実施。11月18日、同プロジェクトの実証結果を発表した。

 今回の『みんなの夢をのせるeレーサープロジェクト』は2021年度に実施された実証実験を拡大するかたちで実施され、20名のeレーサーがテストドライバーとして参加。実車とシミュレーターよる走行タイムの測定と約4週間の脳トレーニングが行われた。そのうち、脳トレーニングを受けた10名のeレーサーは、トレーニングをしなかった10名と比べ、実車走行で約2.2倍のタイム向上率と、脳トレーニングの効果が確認されたとしている。

初代グランツーリスモ王者のイゴール・フラガ、スーパーフォーミュラのeモータースポーツアンバサダーに就任

 10月26日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は、11月1日付けでスーパーフォーミュラのeモータースポーツアンバサダーにイゴール・フラガが就任すると発表した。

 日本生まれの日系ブラジル人レーシングドライバーのイゴール・フラガ(本名:イゴール・大村・フラガ)は、3歳の頃よりレーシングカートキャリアをスタートさせると、国内で7つのタイトルを獲得。2008年には4カ国に渡って開催されたアジア・カーティング・オープン選手権に参戦し、チャンピオンに輝いた。

マツダがGT7を使用したeスポーツ大会を開催。成績優秀者にはリアルモータースポーツへの挑戦をサポート

 10月17日、マツダは普通自動車免許の有無にかかわらず、幅広い年齢層にレースを通じてクルマを操り、走る歓びを感じてもらうことを目的に、プレイステーション5およびプレイステーション4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』を使用したeスポーツ大会『MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022』の開催を発表した。

 マツダは2021年のスーパー耐久最終戦岡山から、100%バイオマス由来の次世代バイオディーゼル燃料を使用したMAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOを投入して参戦開始を果たした。この参戦にあたり、新たに作られた活動ブランドが、チーム名にもなっている『MAZDA SPIRIT RACING』だ。