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 9月24日、2022年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラス予選日のフリー走行2回目と予選が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)は1分57秒787で21番グリッドを獲得した。

 初日はかろうじてドライコンディションを保ったが、予選日はウエットコンディションだった。MotoGPマシンでのウエットタイヤの経験が浅い津田は以下のように振り返った。

「テストではあまり雨の中を走ったことがなくて、雨のタイヤが全然わからないので、FP2でこれがいいんだなというのを把握しました。予選に向けて、チームがチョイスしたセッティングもタイヤもありますし、雨のセットアップをしたことがなかったので、雨の感触というのを確かめながらの予選でした」

 初日のFP1、今日のFP2ともに最後尾のタイムだったが、予選Q1では15人中11番手のタイムを記録。レギュラーライダーと戦える位置につけた。

「少し順位も上げることができましたし、自分の雨の経験値を上げながらチームと一緒に取り組んで行って、タイムを上げることができたので、予選に関してはよかったかなと思います」

津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第16戦日本GP
津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第16戦日本GP

 また、今日の走行でドゥカティ勢と走る機会があったというが、「ドゥカティ系ライダーのフルバンクさせながら(コーナーを)出ていたところで、全然バイクが動かないので、加速がすごく良いバイクなんだなと思いましたね」とマシンの違いを説明した。

「今ドゥカティが強いというのは、すごく肌で感じることができたので、ドゥカティ勢の加速の違いは驚きました。あんな感じで加速したら、こっちだと1回転しちゃうので、あれは多分バイク自体が持っている特製の良さなのか、ドゥカティが強いというのが納得するという感じでした」

津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第16戦日本GP
津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)/2022MotoGP第16戦日本GP

 そんな予選日はもともとセッションがひとつ少ないうえに、大雨でFP3が中止された。レースに向けてのロングランはできなかったというが、「自分もどうなのか正直わからないんですけど、思いっきり目一杯行って、スズキでMotoGPという機会は最後ですし、とにかく自分の出来る限りちゃんと自分の力をきっちり発揮して、終わりたいなっていうだけですね」と決勝に向けて意気込んだ。

「ちゃんと自分がバイクを操りやすいようにもっとセットアップを近づけて、自分とかチームの持ってる力をちゃんと出すっていうのが目標です」