【ブログ】もてぎが外国になった日! ついに辿り着いたMotoGP。カメラマンから見た2022MotoGP第16戦日本GP

 毎年、全日本ロードレース選手権をまわり、シャッターを切り続けるカメラマン「Nob.I」がお届けする『カメラマンから見た全日本ロード』改め、今回は2022年9月25日に開催された3年ぶりのMotoGP日本GPを取材した『カメラマンから見たMotoGP』をお届けします。

山中琉聖、Moto3クラスフル参戦4年目は強豪チームのアスパーへ移籍しガスガスに乗り換え/MotoGP

 9月22日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦しているGASGAS Aspar Teamは2023年に山中琉聖を起用すると発表した。

 山中は、2015~2016年にアジア・タレント・カップ、2017~2018年はレッドブルMotoGPルーキーズカップに参戦していたライダーだ。2019年はEstrella Galicia 0,0のジュニアチームからCEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3クラスに参戦していた。

鳥羽海渡がSIC58 Squadra Corseへ移籍。4年ぶりにホンダでMoto3クラスを戦う/MotoGP

 9月24日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦しているSIC58 Squadra Corseは2023年シーズンに鳥羽海渡を起用すると発表した。

 鳥羽は2013年に全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに参戦し、翌2014年にはアジア・タレント・カップに参戦して初代チャンピオンを獲得した。2017年からホンダ・チーム・アジアからロードレース世界選手権Moto3クラスにエントリーし、2019年まで戦った。

本田技研と出光興産が手掛ける若手ライダー育成プロジェクトが10周年記念セレモニーを開催/MotoGP第16戦日本GP決勝

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP栃木県のモビリティーリゾートもてぎで開催され、本田技研工業株式会社のと出光興産株式会社が展開しているライダー育成プロジェクトが今年で10周年を迎え、コース上で記念セレモニーが行われた。

 『世界トップレベルで活躍できるアジア人ライダーの発掘・育成とアジア地域におけるモータースポーツ文化の醸成』を目的に展開されているこのプロジェクトは、2013年に『IDEMITSU Honda Team Asia』がロードレース世界選手権のMoto2クラスへの参戦が始まりだ。

【レースフォーカス】不振に終わったクアルタラロ、バニャイア、A.エスパルガロ、それぞれの理由/MotoGP第16戦日本GP

 MotoGP第16戦日本GPは、タイトル争いを演じるファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が軒並み表彰台を逃す結果となった。そればかりか、ランキング2番手のバニャイアと、ランキング3番手のアレイシ・エスパルガロはノーポイントに終わっている。彼らが苦戦した理由は何だったのだろうか。

【レースフォーカス】快晴の決勝日に分かれたタイヤ選択。トップ快走のミラーが選んだハードタイヤ/MotoGP第16戦日本GP

 3年ぶりに開催された日本GPは、天候がライダーを翻弄したレースウイークだった。金曜日は曇り、雨天の土曜日は午後に雨脚が激しくなってフリー走行3回目がキャンセルとなり、予選もディレイ。スケジュールから約1時間遅れで、ウエットコンディションの中で予選が行われた。だが、決勝日の天候は快晴。気持ちのよい秋晴れに恵まれた。

アレイシの緊急ピット、スズキのWリタイア原因、最終周のバニャイア転倒/MotoGP第16戦日本GP 決勝の出来事

 9月25日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2022年MotoGP第16戦日本GPの決勝レースが行われた。MotoGPクラスは中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が怪我のなかでも見事完走を見せた。そして5人のライダーがリタイア、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)はトラブルに見舞われたが選手のコメントを交えて気持ちや原因をお届けする。

ポールスタートから4位フィニッシュのM.マルケス、復帰後初の完走レースで腕の状態に好感触/MotoGP第16戦日本GP

 MotoGP第16戦日本GPで、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は復帰後2戦目にしてイタリアGP以来初めてレースディスタンスを走り、今季の自己ベストリザルトタイとなる4位でゴールした。まだ完全な状態ではないとしても、マルケスにとって腕の痛みなく走れたレースだった。

長島哲太「マシンを開発していく上で理解度が上がった」/MotoGP第16戦日本GP決勝

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの決勝レースが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、長島哲太(HRCチーム)はリタイアに終わった。

 決勝日は前日の雨とは打って変わり雲ひとつない快晴となったが、朝のウォームアップ走行では、いきなりマシントラブルに見舞われる。V字コーナー手前でストップしたマシンを置き、マーシャルバイクでピットに戻り、もう1台のマシンで出走。短いウォームアップ走行でのトラブルは、少しでも多く周回したい長島にとっては痛かったが、決勝では気温も上がり、タイヤチョイスも変わるほどだったため、あまり参考にならなかったのは不幸中の幸いだった。