9月22日、ロードレース世界選手権のMoto3クラスに参戦しているGASGAS Aspar Teamは2023年に山中琉聖を起用すると発表した。
山中は、2015~2016年にアジア・タレント・カップ、2017~2018年はレッドブルMotoGPルーキーズカップに参戦していたライダーだ。2019年はEstrella Galicia 0,0のジュニアチームからCEVレプソルインターナショナル選手権のMoto3クラスに参戦していた。
そして2019年の開幕戦である第1戦カタールGPで代役としてロードレース世界選手権のMoto3クラスにデビューをし、シーズン中に代役やワイルドカード参戦を含む計4戦を戦い、翌2020年からは同チームよりフル参戦を開始した。
ホンダのマシンで戦っていた山中だが、2021年からはKTMへ乗り換えて、今シーズンは新チームのMT Helmets – MSIからフル参戦をしている。そして、フル参戦4年目を迎える2023年シーズンは、GASGAS Aspar Teamより参戦する。
GASGAS Aspar Teamは、現時点でライダーのふたりはライダーズランキング1位、2位を独占し、コンストラクターズランキングとチームランキングでも首位に立ち、今シーズン圧倒的な強さを見せているチームだ。山中としては初めてのガスガスのマシンとなるが、来シーズンは強豪チームから参戦し、Moto3クラスを戦うことになる。
■ホルヘ・マルティネス・アスパー
「2022年シーズンは、結果の点で最高のシーズンのひとつだが、達成したすべてのことを考えるのをやめることはできず、引き続き楽しみにしている。2023年にはMoto3のラインナップを更新する必要があり、山中琉聖がライダーのひとりになることを発表できることをうれしく思う。GASGAS Aspar Teamは勝利と表彰台を目指して再び戦い、山中とともに目標を達成できると確信している」
■山中琉聖
「2023年にGASGAS Aspar Teamの一員になれることをとてもうれしく思います。ホルヘ・マルティネス・アスパーと彼のチームが僕と僕の将来を信頼してくれたことに感謝したいと思います。チームには大きな可能性があり、常に勝利とタイトルを目指して戦っていることを知っています。それが僕のモチベーションを高めています。厳しい挑戦になることはわかっているので、少しプレッシャーは感じていますが、自分のチャンスには自信があり、トップポジションを争えると信じています」