富士スピードウェイホテル、ならびに富士モータースポーツミュージアムは10月3日、開業日の10月7日を前に、その内部を報道陣に公開した。ここでは、両施設内部の様子を写真でお伝えする。
富士スピードウェイの西ゲート付近、最終コーナー外側に建設が進められていたこの施設は、ホテルチェーン・ハイアットが展開するコレクションブランド『アンバウンド コレクション by Hyatt』の日本初上陸となるホテルで、その1&2階部分にモータースポーツ関連車両などを集めたミュージアムを内包する作りとなっている。
『アンバウンド コレクション』では、それぞれのホテルが唯一無二の存在として「強い個性を放つ」ことを特徴に据えており、この富士スピードウェイホテルの場合は『モータースポーツとホスピタリティの融合』がコンセプトに掲げられている。
開業前から、サーキットの最終セクターを見下ろせる『サーキットビュー』の客室などが話題に上っていたが、実際の客室から見るサーキットは想像以上に近く感じられ、また広い範囲が見渡せた。
そして『モータースポーツとホスピタリティの融合』というコンセプトは、ミュージアムだけでなく、客室内やレストラン、廊下など、さまざまな場所に散りばめられていることも分かった。
まずは、宿泊せずとも入館料を支払えば多くの車両展示が楽しめる、ミュージアム内部の様子を写真でお届けしよう。
■『トヨタだけ』ではない、各種テーマに沿った展示
ミュージアム入り口に掲げられたタグラインは、『モータースポーツが車を鍛え、進化させた熱い歴史をたどる』。その言葉どおり、さまざまな年代・カテゴリーをテーマにした、約40台の車両展示が行われている。
監修はトヨタ博物館。じっくりと見て回るには、1時間を見ておいた方がいいだろう。予約優先制となっているので、お出かけの際はホームページからの予約をお勧めする。また、展示車両は入れ替えの可能性もあるとのことで、最新情報もあわせてサイトからチェックを。