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F1日本GP予選@鈴鹿サーキット: フェルスタッペンはもう少しでクラッシュしてポールポジションを逃すところだった。日本GPの予選でファステストラップを記録したマックス フェルスタッペン。しかし、その前にショックなことがあった。

レッドブルのマックス フェルスタッペンが2度目のワールドチャンピオンを獲得するレースとなるはずだ。日本GPの予選では、フェラーリのスターレーサー、シャルル ルクレールをわずか0.01秒差で2位に降格させた。3位にはカルロス サインツ(フェラーリ)が入り、シンガポールの勝者セルジオ ペレスが4位で続いている。

フェルスタッペンにとっては、キャリア18回目、今季5度目のポールポジションとなった。日曜日には、ルクレールより8点以上、ペレスより6点以上多く得点すれば、2年連続のF1ドライバーズチャンピオンを獲得できる。レースで優勝し、レースラップのファステストラップポイントも獲得すれば、間違いなくその偉業は達成できる。

しかし、Q3では、衝撃の瞬間が待っていた。最終シケイン手前でフェルスタッペンがリアタイヤを温めながら次のアタックに備え、その後ろには隊列ができ、一時的に各車横並びになったとき、後方からマクラーレンのランドー ノリスが追い抜きにかかったが、その瞬間フェルスタッペンがマシンを左に振ったために、ノリスはフェルスタッペンを避けるように芝生の上に乗り上げて事なきを得た。フェルスタッペンはその後、コックピットからノリスに謝罪した。フェルスタッペンは、「タイヤを暖めようとしていたら、後ろからランドーが来たんだ。幸いにも何も起こらなくてよかった」と予選後に述べている。

ランドー ノリスとマックス フェルスタッペンが衝突しそうになった。

ルイス ハミルトンとジョージ ラッセルの2台のメルセデスは、アルピーヌのフェルナンド アロンソを間に挟み、6位と8位に入った。シルバーアローの2台は、急激に傾斜したリアウイングを装着し、ダウンフォースを大きくして走行している。もし、予報通り、決勝が大雨になるようなら、日曜日のレースで役に立つかもしれない。

F1第18戦日本GP決勝は、今日、10月7日(日)の午後2時からおこなわれる。テクニカルコースとして世界的に有名な鈴鹿サーキットで、レッドブル&フェルスタッペンが、フェラーリ&ルクレールを制して、ワールドチャンピオンシップを獲得できるか。予報通り雨の中でのレースとなった時に、強さを発揮するのは、果たしてどのマシン&ドライバーか?3年ぶりの開催となる鈴鹿でのF1日本GP、楽しみなレースとなることだけは間違いない。

2022年F1第18戦日本GP予選結果(10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 1分29秒304
2位 シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ +0.010秒
3位 カルロス サインツJr(スペイン) – フェラーリ +0.057秒
4位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル +0.405秒
5位 エステバン オコン(フランス) – アルピーヌ +0.861秒
6位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス +0.957秒
7位 フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ +1分018秒
8位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス +1分085秒
9位 セバスチャン ベッテル(ドイツ) – アストンマーティン +1分250秒
10位 ランドー ノリス(イギリス) – マクラーレン +1分699秒

Text: Bianca Garloff
Photo: automobile.de