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 10月11日、日本人ドライバーの岩崎有矢斗が10月15〜16日にイギリスのドニントンパークで開催されるGB3(旧:BRDCイギリスF3)の最終大会にスポット参戦することが明らかとなった。

 18歳の岩崎は全日本カート選手権OK部門参戦を経て、2022年1月〜2月に開催されたフォーミュラ・リージョナル・アジアで4輪レースデビュー。今季はスーパーGTのサポートイベントとして開催されているFIA-F4選手権にスポット参戦したほか、鈴鹿選手権シリーズ『カートレース IN SUZUKA』のROK SHIFTER CUP(ロック・シフターカップ)などのレーシングカートレースにも参戦している。

 日本、そしてアジアを舞台にレーシングカートのキャリアを積んできた岩崎が、10月15〜16日にイギリスのドニントンパークで開催されるGB3最終大会の3レースにエリート・モータースポーツからスポット参戦することとなり、ふたたび海外フォーミュラのステアリングを握るチャンスを掴んだ。

 GB3はかつてBRDCイギリスF3として開催されていたイギリスのジュニア・フォーミュラシリーズ。シルバーストン、スネッタートン、ブランズハッチ、ドニントンパークのほか、ベルギーのスパ・フランコルシャンを舞台に今季は全8大会24レースが開催される。参戦ドライバーはイギリス人が多く、参戦チームもカーリン、ハイテックGP、アーデン・モータースポーツ、フォーテック・モータースポーツなど、イギリスに拠点を置くチームが参戦している。

 シャシーは2022年シーズンよりタトゥース製『MSV-022』を導入。250馬力を発する2リッター4気筒自然吸気のフォード・デュラテック製エンジンにタイヤはピレリのワンメイクとなる。全戦で20台を超えるエントリーを集めており、最終大会ドニントンパークも23台ほどのエントリーが見込まれている。

「今年の最終大会に参戦できることを大変うれしく思います。2023年に向けて、できる限り多くのことを学び、経験を積みたいと思います」と岩崎はコメント。

 また、エリート・モータースポーツのチーム代表エディ・アイブスは、「今週末のドニントンでの3レースで有矢斗を走らせることができ、本当にうれしく思う。我々は彼と一緒に仕事をし、彼の将来に向けて、できる限り成長させることを楽しみにしている」と語っている。

 2022年シーズンのGB3最終戦となる第8大会ドニントンパークでは第22戦、第23戦、第24戦の3レースが開催される。3戦ともに同シリーズを運営するモータースポーツビジョン(MSV)のオフィシャルYouTubeチャンネルでライブ配信される予定だ。

イギリスとベルギーを舞台に全8大会24レースが開催されるGB3
イギリスとベルギーを舞台に全8大会24レースが開催されるGB3