「中古車を買ったが、納車後すぐ壊れた」というのはよく聞く話。しかし「刑事の捜査手法」を参考に“タマ選び”を行えば、極上中古車を探し当てるのは意外と簡単なものだったりする。具体的な“捜査手法”をお教えしよう！ 題して「極上中古車捜査本部24時」！ 第2弾では、中古車を選ぶ際だって要注意！ いい業者・悪い業者の「見極めポイント」を伝授！
※本稿は2022年9月のものです
文／伊達軍曹、写真／AdobeStock（トップ画像＝rh2010＠AdobeStock ※画像はイメージです）、ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2022年10月10日号
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■販売店の「背景」を洗え！
「カーセンサーnet」や「グーnet」なども当然活用するが、それ以上に重視すべきは「販売店の自社サイト」だ。
自社サイトの質ならびに空気感は、その販売店の実際の質および空気感と同じ─とまでは断言できないが、強い相関は認められる。
自社サイトで具体的に“何”を見るべきかは画像ギャラリーにて記したが、要は「嘘つきや詐欺師ほど、自分を大きく見せたり、権威付けをしたがる」という実社会でよくある傾向が、その販売店のサイトに現われていないか？ という点を確認するのだ。
そしてネットでの聞き込み捜査が完了したら、「電話」を使った聞き込み捜査に移行する。
近年は、電話ではなく「問い合わせフォーム」で販売店とやり取りを繰り返すのが主流だが、ここはあえてアナログな電話で物件に関する問い合わせを入れ、相手方の肉声や息づかいなどをリアルに聞くことで捜査の確度を上げるのだ。
電話だけで「相手の人間性のすべてがわかる」なんてことはないが、問い合わせフォームでのやりとりと比べれば、情報の確度は3割ほど上がるだろう。
■とはいえ…近年は相手側も進化し判別は簡単ではない
ひと昔前までの悪質店のサイトは「いかにも悪質」というわかりやすいニュアンスが漂っていたが、最近はヤバい店のサイトでも、小ぎれいなデザインのなかに「ちょっと素敵な写真と、ポエムっぽい長文」が入っていたりする。
そういったニセモノ系と、本当にいい店のサイトとを判別するのは簡単ではない。
日々の生活を通じて「本物とニセモノを見極める眼力」を養うしかないだろう。
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