アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルはミハエル・シューマッハーとともに、F1の1シーズンあたりの最多勝利記録保持者ではなくなったが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が自身の記録を破ったことを喜んでいる。
前戦F1メキシコGPで、フェルスタッペンは2022年における14回目の勝利を収めた。彼はこの偉業によって、F1の1シーズンで最も多くの勝利を飾ったという記録を打ち立てた。
フェルスタッペンは統計を気にするタイプではないが、それでも自身の業績を「信じられないほど誇りに思っている」と語った。
「僕は今を生きている」と先週日曜日にフェルスタッペンは語った。
「もちろん、毎週末にできる限りベストを尽くそうとしている。レースで優勝しようとしているし、それは僕にとって最も重要なことだ。毎週末に家に帰ると、最大限かそれに近い力を出したと自分自身に言うことができるのはうれしい」
「でももちろんF1では、多くのことがパッケージ全体によって決まるだろう? 僕たちには最高のパッケージがあるので、僕はこの瞬間を楽しんでいる」
「僕はすべての統計を見ることに興味がない。でももちろん素晴らしいシーズンだし、これほど多くのレースで勝てたことはとてもうれしい」
ベッテルは2013年にレッドブル・レーシングで自身最高のシーズンを過ごしたが、かつて所属したチームとフェルスタッペンが傑出した記録を出したことについて、「とてもうれしい」と自ら語った。
「チームにとって最高のことだと思う」とベッテルは語った。「チームにはまだ知り合いがいる。彼らとマックスのためにとても喜んでいる。素晴らしい仕事だ」
「彼はすごいシーズンを過ごしていると思うから、今年の終わりには16勝になっているといいね! そうでなければがっかりするんじゃないかな?」
ベッテルは、これほどのレベルの成功を維持することは、決して簡単なことではないことを知っている。
「簡単なことではないよ。でも明らかに彼らは昨年からの勢いに乗っていると思うし、今年のマシンは素晴らしい。彼らのマシンは他のどのチームよりも重いのにレースに勝っている」
「今ではおそらく重量を減らしていると思う。だから優れたマシンはあるし、マックスも素晴らしい仕事をしている」