11月13日、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるWEC世界耐久選手権の最終戦翌日恒例『ルーキーテスト』に、FIAフォーミュラ2で活躍するマーカス・アームストロングとオリ・コルドウェルが新たに参加することが、11月12日付で更新された最新エントリーリストにより発表された。
アームストロングとコルドウェルは、2セッション・5時間にわたるテストで、リシャール・ミル・レーシング・チームのオレカ07ギブソンをテストドライブすることになる。
アルガルベ・プロ・レーシングから今年のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦したベント・フィスカールは、すでに決定しているファン・マヌエル・コレアとともにプレマ・オーレン・チームのオレカ07をドライブすることになっている。
さらに、フィン・ゲアジッツは2部構成で5時間のテスト期間中、2種類のマシンをドライブすることになっている。
ゲアジッツはシリーズが推薦する4人の公式ルーキードライバーのひとりとして、Dステーション・レーシングのアストンマーティン・バンテージAMRで少なくとも30周を走行することが保証されているが、一方でLMP2のARCブラティスラバにも名前が記載されている。
ポルシェは、土曜日のバーレーン8時間レースでフェラーリにWECマニュファクチャラーズタイトルを奪われたため、今回のルーキーテストではGTEプロ車両を走らせないことになった。
そのため、シリーズ推薦ドライバーのロレンツォ・コロンボはフェラーリ488GTE Evoで周回を重ねることになる。
LMP2チームのチームWRTとJOTAは、それぞれレネ・ラストとオリバー・ラスムッセンをドライバーとして起用し、JOTAのオレカはWECからノミネートされたドリアン・パンがラスムッセンとともにドライブする。
リルー・ワドゥーは、トヨタがアルピーヌを破ってハイパーカーの世界タイトルを獲得したことから、トヨタGR010ハイブリッドのステアリングを握ることになった。
ワドゥーは、LMGTEアマクラスのAFコルセ21号車フェラーリにも名を連ねている。この21号車では、普段はLMP2に参戦しているフランソワ・エリオーとともにステアリングを握ることになる。
ルーキーテストは2セッションで構成され、午前10時から最初の2時間のセッションが、13時から3時間のセッションが予定されている。