2022年F1アブダビGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=13番手/2=15番手だった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは一日を次のように振り返った。
「FP1では2台がバランスに関する異なる問題を抱えていた。ピエール(・ガスリー)は、どちらかというとリヤに苦労し、裕毅はフロントに苦しんでいた。そのため、FP2に向けて2台の中間になるよう変更した」
「裕毅はクリーンなセッションを過ごしたものの、ソフトタイヤでのバランスはまだ完璧ではなかった。ピエールはソフトコンパウンドを履いていた両方のラップでひどいトラフィックに遭い、ミディアムタイヤでのラップタイムを更新することができなかった。トラフィックがなくても、彼は全体的なグリップに満足していなかったので、今夜、対応を行う」
「ロングランペースはまずまずだった。だが、路面温度が下がっても、デグラデーションが非常に高かったので、日曜に向けて最適な戦略を立てるため、このセッションの結果を分析する必要がある」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=13番手(1分27秒991:ソフトタイヤ/28周)/2=15番手(1分26秒680:ソフトタイヤ/30周)
FP1ではバランスにとても苦労しました。若手ドライバーが大勢走行する、いつもとは少し違うセッションでした。通常のセッションの場合よりもポジションが上位になっているなか、13番手というのはタイムシート上であまり良くない位置でした。
FP2に入ると、バランスが向上したと感じ、マシンの感触が良くなりました。それでもパフォーマンスは大幅に不足しています。今週末ポイントを獲得するために、今夜たくさんの作業に取り組む必要があると思います。あと1回プラクティスがあるので、予選の前に微調整を行います。今日のロングランペースはまずまずだったので、決勝では比較的強さを発揮できるのではないでしょうか。